本日注目すべき【好決算】銘柄 ビジョナル、ラクス、エニーカラー (14日大引け後 発表分)

注目
2022年9月15日 7時01分

14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ビジョナル <4194> [東証G]  ★今期経常は46%増で3期連続最高益更新へ

◆22年7月期の連結経常利益は前の期比3.8倍の87.5億円に伸びて着地。続く23年7月期も前期比46.4%増の128億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はプロフェッショナル人材への強いニーズが継続するなか、主力のビズリーチ事業を中心に収益成長が続く。

GAテクノ <3491> [東証G]  ★今期最終を一転黒字に上方修正

◆22年10月期の連結最終損益を従来予想の3.5億円の赤字→1.8億円の黒字に上方修正した。主力のRENOSYマーケットプレイスで手数料の改善施策が引き続き奏功しているほか、不動産向け業務システムのイタンジは5月の改正宅地建物取引業法の施行に絡んだ市場ニーズの高まりを追い風に導入企業が伸びる。

ラクス <3923> [東証P]  ★上期経常を35%上方修正

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.9億円→6.6億円に35.0%上方修正。減益率が45.2%減→26.1%減に縮小する見通しとなった。積極的な成長投資の方針に伴い広告宣伝費を増加させたものの、採用の遅れに伴う人件費の減少や業務内製化の進展に伴う外注費の減少などで利益が上向く。

FIG <4392> [東証P]  ★今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→9.6億円に11.6%上方修正。増益率が50.4%増→67.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のIoT事業でペイメントやバス関連のDXサービス導入が好調に推移し、売上構成が良化することが上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。

パーク24 <4666> [東証P]  ★今期経常を65%上方修正

◆22年10月期の連結経常損益を従来予想の85億円の黒字→140億円の黒字(前期は116億円の赤字)に64.7%上方修正した。第1四半期と第3四半期において新型コロナウイルス感染拡大による売上高への影響が想定より軽微だったことが寄与。不採算駐車場の対策や管理・メンテナンスの見直し、販売管理費も含めたコスト抑制などが進捗したことも上振れにつながる。

エニーカラー <5032> [東証G]  ★5-7月期(1Q)経常は21億円で着地

◆23年4月期第1四半期(5-7月)の経常利益(非連結)は21.1億円で着地。国内はVTuberグループ「にじさんじ」のグッズ販売などのコマース部門が好調だったほか、ライブストリーミング、プロモーション、イベント部門も伸びた。また、英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」はコマース部門が牽引する形で高成長を持続した。

第1四半期実績だけで、通期計画の59.8億円に対する進捗率は35.3%に達しており、業績上振れが期待される。

MICS化学 <7899> [東証S]  ★上期経常を一転61%増益に上方修正

◆23年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の1500万円→3700万円に2.5倍上方修正。従来の34.8%減益予想から一転して60.9%増益見通しとなった。材料価格上昇に伴う販売価格の改定に加え、不採算アイテムの整理・統合を推し進めたことが上振れの要因。

イントループ <9556> [東証G]  ★今期経常は55%増で3期連続最高益更新へ

◆22年7月期の経常利益(非連結)は前の期比84.7%増の7.7億円に伸びて着地。続く23年7月期も前期比55.3%増の11.9億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はITサービス・DX市場が拡大するなか、売上高は前期比30.0%の大幅増収を見込む。主力のプロフェッショナル人材ソリューションサービスでフリーランス登録者の獲得が進むほか、コンサルティングサービスの稼働人数も増加し、顧客企業からの業務委託料などが伸びる。

タナベ経営 <9644> [東証P]  ★上期経常を67%上方修正、通期も増額、配当も2円増額

◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3億円→5億円に66.7%上方修正。大企業や上場企業からのニーズの高まりを受けて、経営コンサルティングの契約が伸びるほか、経営効率化の推進も寄与する。

上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の10.1億円→11億円に8.4%上方修正。増益率が9.0%増→18.2%増に拡大する見通しとなった。

併せて、年間配当を従来計画の24円→26円(前期は30円)に増額修正した。

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