本日注目すべき【好決算】銘柄 M&Aキャピ、エスユーエス、NSD (15日大引け後 発表分)
15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
M&Aキャピ <6080> [東証P] ★今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年9月期の連結経常利益を従来予想の68.2億円→88.9億円に30.4%上方修正。増益率が3.6%増→35.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。第3四半期末時点で大型案件の成約件数が通期予想を上回り好調に推移していることに加え、第4四半期に大型案件のさらなる積み上げを見込むことが上振れの要因。
電算 <3640> [東証S] ★上期経常を一転黒字に上方修正、配当も2円増額
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4.6億円の赤字→1.6億円の黒字(前年同期は4.4億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ワクチン接種券対応や住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金の対応などの受注を獲得したことに加え、公共、産業分野ともに下期に計上予定だった案件が前倒しとなったことが寄与。営業活動費や研究開発費などの販管費が減少したことも利益を押し上げる。
併せて、今期の年間配当を従来計画の35円→37円(前期は35円)に増額修正した。一方、株主優待制度は縮小する。
オーケーエム <6229> [東証S] ★今期経常を一転22%増益に上方修正
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の6.3億円→8.8億円に39.4%上方修正。従来の12.3%減益予想から一転して22.2%増益見通しとなった。前回予想では原材料価格高騰の影響を最大限見込んでいたが、その影響が想定を下回ることに加え、価格転嫁や経費削減の取り組みを進めることも利益を押し上げる。
エスユーエス <6554> [東証G] ★今期配当を5円増額修正
◆22年9月期の期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は7円)に大幅増額修正した。足もとの業績や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
タングス <6998> [東証S] ★今期配当を40円増額修正、利回り5%超に上昇
◆23年3月期の年間配当を従来計画の80円→120円(前期は120円)に増額修正した。足もとの好調な業績などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。配当利回りは5.35%に上昇。
上期配当の権利付き最終日を28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
NSD <9759> [東証P] ★今期配当を10円増額修正
◆従来無配としていた23年3月期の上期配当を10円(前年同期は無配)実施するとし、年間配当は64円(前期は54円)になる。資本業務提携を解消したプロシップ <3763> [東証P]の株式売却益16億円を計上しており、これを株主へ還元する。
上期配当の権利付き最終日を28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
株探ニュース