話題株ピックアップ【夕刊】(2):WSCOPE、マキュリRI、Gセキュリ

注目
2022年9月20日 15時15分

■ソディック <6143>  781円  +4 円 (+0.5%)  本日終値

ソディック<6143>は4日ぶりに反発。前週末16日の取引終了後、50万株(発行済み株数の0.93%)の自社株を9月30日付で消却すると発表しており、これが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は5729万2239株となる予定だ。

■ダブル・スコープ <6619>  1,979円  -500 円 (-20.2%) ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率トップ

ダブル・スコープ<6619>がストップ安。この日の寄り前、韓国証券取引場(KOSDAQ)へ上場が予定されている韓国連結子会社について、上場予定日は9月30日、公募価格は6万ウォンに決定したと発表。公募価格が想定を下回ることから、同社の資金調達計画への影響を懸念した売りが出たようだ。

■マキュリRI <5025>  1,382円  +300 円 (+27.7%) ストップ高   本日終値

マーキュリーリアルテックイノベーター<5025>が急反発。前週末16日の取引終了後、不動産評価クラウドサービス「TAS-MAP」を提供するタス(東京都中央区)と事業提携すると発表しており、これが好感された。今回の提携は、両社が保有するサービスやデータを相互連携することで事業拡大を図るのが狙い。最初の取り組みとして、タスの提供する「TAS-MAP」にマキュリRI保有のデータを連携し、金融機関を中心に不動産評価業務をサポートする。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

■ディ・アイ・システム <4421>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値

ディ・アイ・システム<4421>はストップ高。前週末16日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を54億2400万円から54億5000万円(前期比17.1%増)へ、営業利益を2億4100万円から2億6400万円(同29.4%増)へ、純利益を1億6100万円から1億7600万円(同18.1%増)へ上方修正し、14円としていた期末一括配当予想を15円(前期12円50銭)へ引き上げるとしたことが好感された。7月からのウイーズ・システムズの子会社化に加え、機器納品の遅れにより一部案件の検収が第4四半期にずれ込んだことが要因としている。また、教育サービス事業で8月から提供を開始した「メタバース体験研修」が好評で、同社全体でDX関連の受注が旺盛となったことも寄与する。

■Gセキュリ <4417>  6,710円  +1,000 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

グローバルセキュリティエキスパート<4417>がストップ高。前週末16日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。

■ビーマップ <4316>  555円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

ビーマップ<4316>が続伸。同社は16日、こんぷりん(東京都千代田区)と運営するコンビニマルチコピー機でのコンテンツプリントサービス「こんぷりん」が、このほどNFTコンテンツのプリントへの対応を開始したと発表。「こんぷりん」を介することにより、さまざまなNFTコンテンツを全国約5万店のコンビニで手軽にプリントし、リアルな「モノ」として所有することができるという。なお、対応開始にあたり、NFT管理販売プラットフォーム「PREMA(プレマ)」を運営するXクリエーション(東京都港区)と提携するとしている。

■ピープル <7865>  1,730円  +218 円 (+14.4%)  本日終値

ピープル<7865>が大幅高。知育玩具や育児用品などを手掛け、売上高の約半分を海外で占めているが、ドル高・円安効果を追い風に海外販売が好調で収益を押し上げている。同社が前週末16日に発表した8月度の月次売上高は前年同月比2.1倍の11億4400万円と大幅な伸びを達成しており、これを好感する買いが集中した。なお、2月度から8月度の累積でも52億6400万円と前年同期比で2.2倍と好調を極めている。

■フィナHD <4419>  438円  +43 円 (+10.9%) 一時ストップ高   本日終値

Finatextホールディングス<4419>が一時ストップ高と急騰。同社は証券・保険ビジネス向けクラウド基幹システムの提供などを手掛けている。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は800円とした。中核事業に位置付ける金融インフラストラクチャ事業では、金融業界向けの次世代クラウド基幹システムを提供する。複雑かつ安定性が必要で、導入実績が重要となり新規参入が難しく、同社は数多くの大手との協業実績があり、業界トップクラスとのパートナー契約も締結しており、今後の活躍が期待されている。業績は赤字が続いているが、黒字化にメドがついており、黒字化後は高い成長と安定的な収益が見込めるとみている。

■ミタチ産業 <3321>  828円  +67 円 (+8.8%)  本日終値

ミタチ産業<3321>が急反発。前週末16日の取引終了後、23年5月期の連結業績予想について、営業利益を14億円から20億円(前期比0.9%減)へ、純利益を10億5000万円から14億3500万円(同2.0%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は420億円(同1.2%減)の従来見通しを据え置いた。ただ、自動車関連企業などでの半導体不足や中国各地でのロックダウンによる生産調整の影響はあるものの、グローバルな調達力や多方面のネットワークを生かした半導体、電子部品の販売製品の確保に取り組んでいることが奏功。また、コスト抑制や効率化の継続なども寄与する。

■アピリッツ <4174>  1,092円  +81 円 (+8.0%)  本日終値

アピリッツ<4174>が急伸。前週末16日の取引終了後、アカツキ<3932>が提供している櫻坂46・日向坂46の公式音楽アプリ「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」の運営サービスをアピリッツに移管すると発表しており、これを好感する向きが強まったようだ。アピリッツは開発パートナーとして同音楽アプリの開発・運営を行ってきた実績があり、今年6月から直近の数カ月間は共同運営体制でサービスを提供していた。9月30日から10月1日までの日程で移管に伴うメンテナンスを実施する見通し。

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