27日の株式相場見通し=下げ一服か、米株安でリスクオフ継続も下値では押し目買い

市況
2022年9月27日 8時00分

27日の東京株式市場は、リスクオフの流れが続くなかも主力株中心に強弱観が対立しそうだ。日経平均株価は2万6000円台前半で売り買いを交錯させる展開が想定される。前日の欧州株市場では英国やイタリアなどが底堅さを示したものの、景気減速懸念から総じて軟調に推移したほか、米国株市場でも売りが止まらない状況となっている。各国中央銀行による利上げが相次ぐなか、リセッション懸念から下値リスクが強く意識されている。米国では10年債利回りが一時3.9%台と約12年半ぶりの水準まで上昇し、景気敏感株などを中心にリスク回避ムードが強い。NYダウは300ドルを超える下げで前週末につけた年初来安値を更新した。東京市場では日銀が大規模金融緩和策を維持しているものの、世界的な株安のなか保有株のポジションを低める動きが継続しそうだ。ただし日経平均は前日まで3営業続落で、この間に1250円あまりも水準を切り下げている。目先的には自律反発狙いの悪目買いや、突っ込み警戒感からの空売り買い戻しも入ることから、売り一巡後は下げ止まる可能性もありそうだ。

26日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比329ドル60セント安の2万9260ドル81セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同65.004ポイント安の1万802.922だった。

日程面では、きょうは安倍晋三元首相の国葬、8月の企業向けサービス価格指数、40年物国債の入札など。海外では1~8月の中国工業利益、8月の米耐久財受注、8月の米新築住宅販売件数、9月の米消費者信頼感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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