本日注目すべき【好決算】銘柄 東エレデバ、ハニーズHD、グローセル (29日大引け後 発表分)
29日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
東エレデバ <2760> [東証P] ★上期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の36.5億円→48.5億円に32.9%上方修正。増益率が47.1%増→95.5%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。産業機器向けを中心に半導体製品の販売が想定より伸び、売上高は計画を16.4%も上回ることが寄与。円安による収益押し上げ効果も上振れに貢献する。
南海辰村 <1850> [東証S] ★上期経常を一転44%増益に上方修正
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6億円→9.3億円に55.0%上方修正。従来の7.3%減益予想から一転して43.7%増益見通しとなった。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。売上高は計画を下回るものの、一部工事の採算向上や経費削減などが寄与し、利益は上振れする。
ハニーズHD <2792> [東証P] ★6-8月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
◆23年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の10.6億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が解除され、夏物商品を中心に販売が好調だったことが寄与。EC事業の伸長に加え、値引きの抑制やアセアン生産による安定した商品供給なども収益拡大につながった。
フェリシモ <3396> [東証S] ★上期経常を71%上方修正
◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の4.2億円→7.3億円に71.0%上方修正。減益率が59.6%減→30.9%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、円安による為替差益2.6億円を計上したことが利益を押し上げた。
クラウディア <3607> [東証S] ★前期経常を43%上方修正
◆22年8月期の連結経常損益を従来予想の4.8億円の黒字→6.8億円の黒字(前の期は4億円の赤字)に42.9%上方修正した。新型コロナウイルス感染症による行動制限の影響が想定より軽微だったことに加え、急激な円安進行で為替差益が発生したことも利益を押し上げた。
グローセル <9995> [東証P] ★上期経常を2.4倍上方修正、通期も増額
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.1億円→7.5億円に2.4倍上方修正。主要販売先である自動車分野と産業分野において半導体や電子部品の需要が高水準で推移するなか、利益率の高い製品の販売が伸びたことが寄与。為替の円安進行もプラスに働いた。
併せて、通期の連結経常利益も従来予想の7.5億円→10億円に33.3%上方修正。減益率が37.4%減→16.6%減に縮小する見通しとなった。
株探ニュース