米国株見通し:弱含みか、欧州リスクで月末・週末の売り

市況
2022年9月30日 13時56分

(13時50分現在)

S&P500先物      3,636.90(-3.6)

ナスダック100先物  11,161.30(-3.5)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は60ドル安。長期金利は持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

29日の主要3指数は大幅反落。序盤から軟調地合いを強め、ダウは458ドル安の29225ドルと年初来安値付近に押し戻された。この日発表された4-6月期国内総生産(GDP)確定値の個人消費や新規失業保険申請件数は前回から改善し、減速への過度な懸念は後退。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への警戒が強まり、長期金利の上昇を手がかりにアップルをはじめハイテク関連への売りが下げを主導した。

本日は弱含みか。今晩発表の個人消費支出PCEコアデフレーターは前月から伸びがやや加速するとみられ、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的な政策を警戒した売りが続く見通し。また、英国市場の混乱は一服したが、不透明感は根強い。さらに、ロシアによるウクライナの一部併合に向けた動きは事態の悪化を招き、リスク資産は買いづらいだろう。自律反発狙いの買いが期待される半面、月末・週末の売りに押されるとみる。

《TY》

提供:フィスコ

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