【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、半導体関連が買われリスクオン継続 (10月6日)

市況
2022年10月6日 18時46分

日経平均株価

始値  27137.98

高値  27399.19(12:31)

安値  27137.98(09:00)

大引け 27311.30(前日比 +190.77 、 +0.70% )

売買高  11億3943万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆7186億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は4日続伸、米株の戻り足を引き継ぎリスクオン

2.半導体関連株への買いが目立ち、全体相場に押し上げ効果

3.米株先物の堅調な動きも市場センチメント改善につながる

4.9月の米雇用統計発表を控え、引け際手仕舞い売りも観測

5.売買代金は盛り上がり欠くも、全体の7割強の銘柄が上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比42ドル安と3日ぶりに反落した。米雇用統計の発表を控え様子見姿勢が広がるなか、利益確定売りが優勢となった、

東京市場ではリスク選好の地合いが継続し、日経平均株価は上値追いを継続、一時は2万7400円台目前まで買われる局面があった。

6日の東京市場は、主力株中心に買い戻し優勢の地合いが続いた。寄り後早々に先物主導で投資資金が流入し、日経平均は上げ幅を広げた。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数が小幅安で引けたものの、取引前半は大幅な下げを強いられていたこともあって、戻り足の方が目立つ地合いだった。東京市場では米国株市場の地合いを引き継ぎ半導体関連などにショートカバーが入り、全体相場を押し上げる格好となった。米株価指数先物が強い動きをみせていたことも市場のセンチメント改善につながった。ただ、明日に9月の米雇用統計発表を控え、引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。プライム市場全体の7割強の銘柄が値上がりした。一方、売買代金は盛り上がりを欠き、2兆7000億円台は9月27日以来の低水準となっている。

個別では、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上値追い、東京エレクトロン<8035>も1000円を超える上昇をみせるなど半導体製造装置主力株への買いが目立った。ソフトバンクグループ<9984>が上昇、ソニーグループ<6758>も高い。楽天グループ<4755>も物色人気に。エーザイ<4523>も値を上げた。オーバル<7727>がストップ高となり、三陽商会<8011>、薬王堂ホールディングス<7679>が大幅高。ダブル・スコープ<6619>も値を飛ばした。

半面、KDDI<9433>が冴えず、イオン<8267>も売られた。セブン&アイ・ホールディングス<3382>、花王<4452>が安く、レノバ<9519>も軟調。テルモ<4543>も売りが優勢だった。ウェザーニューズ<4825>が急落、三協立山<5932>も大幅安。トーセイ<8923>、カチタス<8919>などが大きく下値を探り、ヤマシンフィルタ<6240>の下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約128円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、テルモ <4543>、ダイキン <6367>、キッコマン <2801>、アステラス <4503>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約25円。

東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気機器、(3)海運業、(4)不動産業、(5)卸売業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)電気・ガス業、(2)食料品、(3)小売業、(4)精密機器。

■個別材料株

△カイゼン <4170> [東証G]

Visual Amplifiers Japanと業務提携。

△サイエンスA <4412> [東証G]

PTT通信の音声をテキスト化・翻訳する技術の欧州特許取得。

△スマレジ <4431> [東証G]

「スマレジ」の9月登録店舗数は1271店舗増。

△パーク24 <4666> [東証P]

SMBC日興証券が投資評価引き上げ。

△ラウンドワン <4680> [東証P]

9月既存店売上高は19年9月比で6%増。

△楽天グループ <4755> [東証P]

みずほFG <8411> [東証P]の楽天証券に出資方針と伝わる。

△レーザーテク <6920> [東証P]

SOX指数堅調推移や東海東京証券が投資判断格上げ。

△バードマン <7063> [東証G]

メタバース分野の展開期待で投資資金が集結。

△Uアローズ <7606> [東証P]

SMBC日興証券が投資評価を格上げ。

△薬王堂HD <7679> [東証P]

第2四半期営業益の通期計画進捗率69%。

▼WNIウェザ <4825> [東証P]

6~8月期営業10%減益を嫌気。

▼三協立山 <5932> [東証P]

6~8月期は10億円の最終赤字。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オーバル <7727>、(2)薬王堂HD <7679>、(3)WSCOPE <6619>、(4)三陽商 <8011>、(5)日医工 <4541>、(6)Uアローズ <7606>、(7)JPHD <2749>、(8)日本駐車場 <2353>、(9)Jディスプレ <6740>、(10)トピー <7231>

値下がり率上位10傑は(1)WNIウェザ <4825>、(2)三協立山 <5932>、(3)カチタス <8919>、(4)トーセイ <8923>、(5)ヤマシン―F <6240>、(6)ハードオフ <2674>、(7)ウェルビー <6556>、(8)ウエルシア <3141>、(9)スギHD <7649>、(10)レノバ <9519>

【大引け】

日経平均は前日比190.77円(0.70%)高の2万7311.30円。TOPIXは前日比9.55(0.50%)高の1922.47。出来高は概算で11億3943万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1338、値下がり銘柄数は414となった。東証マザーズ指数は735.25ポイント(8.61ポイント高)。

[2022年10月6日]

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