東エレク、SUMCOなど半導体関連株が軒並み安、米国の対中輸出規制など嫌気
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置の主力株のほか、半導体シリコンウエハー大手のSUMCO<3436>、車載マイコンのトップメーカーであるルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体セクターに売りがかさんでいる。
米国株市場では前週末と今週明けにエヌビディア<NVDA>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>などをはじめ半導体関連株の売りが顕著となり、全体指数の下げを助長する展開となった。米長期金利が上昇傾向を強め景気後退への懸念が高まっていることに加え、バイデン米政権が中国への半導体輸出規制を強化していることが嫌気されている。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は直近2営業日で9%以上も水準を切り下げ、約2年ぶりの安値水準に沈んでおり、東京市場でもこの影響を受ける形で同関連株への売りを誘発している。