注目銘柄ダイジェスト(前場):DEAR・L、マニー、サクセスHなど

市況
2022年10月12日 11時52分

ライフコーポ<8194>:2327円(-213円)

大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は89.1億円で前年同期比41.6%減となり、通期予想は従来の232億円から170億円、前期比25.9%減に下方修正している。エネルギー価格や原材料価格などの高騰が想定を大きく上回っていることが要因のようだ。年間配当金は70円計画を据え置いている。第1四半期の状況から業績下振れは想定線とみられるが、下方修正幅は想定以上との見方になっているようだ。

コスモス薬品<3349>:15230円(+810円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は89億円で前年同期比4.0%増益になっている。順調な売上拡大が堅調決算の背景、会社側の上半期営業益は横ばい想定であり、上振れ推移とも捉えられる形に。通期予想300億円、前期比0.7%増などは据え置いている。また、同時に発表した9月の月次動向では、既存店売上高は前年同月比5.4%増、4カ月連続増収で増収率は拡大する状況ともなっている。

ソースネクスト<4344>:284円(+10円)

大幅続伸。子会社のポケトークが年内にも同時通訳ソフトを発売することが分かったと報じられている。発売するのはPC向けソフトウエア「ポケトーク同時通訳」で、話し手の内容を同時通訳者のように短く区切って翻訳し、画面上に字幕として映したり、音声として流したりできるようだ。水際対策の緩和によって旅行関連、インバウンド関連に関心が向かう中、一段の先行き期待を反映する動きが強まっている。

DEAR・L<3245>:600円(+62円)

大幅反発。前日に22年9月期の業績見通し修正を発表している。経常利益は従来計画の50億円から55.7億円、前期比35.4%増に上方修正している。新規子会社化したアイディグループの業績寄与に加え、都市型マンションや収益不動産の売却が想定を超えて好調に推移しているようだ。また、年間配当金は従来計画34円から42円にまで引き上げ、前日終値をベースとすると配当利回りは7.8%の高水準になる。

マニー<7730>:2102円(+304円)

大幅反発。前日に22年8月期の決算を発表、営業利益は61.6億円で前期比15.2%増益、第3四半期決算時に上方修正した水準での着地になっている。6-8月期は16.2億円で前年同期比50.0%増と急拡大する形に。中国売上高がロックダウンの影響一巡で大幅に回復のもよう。一方、23年8月期は71億円で同15.2%増の予想、70億円強の市場コンセンサスをやや上回る水準に。年間配当金も前期の30円から33円に引き上げ計画。

サクセスH<4833>:165円(+50円)

ストップ高。ITを主としたコンサルティング事業を新たに開始すると発表している。全国の中堅中小企業に対し、事業戦略や営業戦略など攻めの領域から内部統制構築やガバナンス強化などの守りの領域まで、経営に関する全ての分野でITに関する課題解決を中心に顧客満足度の最大化を目指す。国内大手企業に対しては、特にIT領域に特化したコンサルティングサービスを提供する。

プレイド<4165>:655円(+7円)

大幅に4日続伸。アジト(東京都千代田区)の株式取得と第三者割当増資引き受けで同社を子会社化したと発表している。取得株式数は2410株(議決権所有割合66.76%)で、取得総額は数億円前半。アジトはマーケティングデータプラットフォーム「Databeat」を提供しており、プレイドの「KARTE Signals」とプロダクト連携させることで、国内の主要なインターネット広告出稿先媒体とユーザーデータの可視化などができるという。

サイエンスアーツ<4412>:2439円(+31円)

大幅に反発。22年8月期の営業損益予想を従来の0.60億円の赤字から0.11億円の黒字(前期実績0.97億円の赤字)に上方修正している。大口顧客の購入などでアクセサリーの購入率や購入単価が想定を上回ったことに加え、既存顧客の買い替えが発生したため。人材採用時期の後ろ倒しや採用コストの縮小で販管費が想定を下回ったことも黒字転換に寄与する見通し。

《ST》

提供:フィスコ

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