話題株ピックアップ【夕刊】(3):ディアライフ、トランスG、アークコア

注目
2022年10月12日 15時17分

■ディア・ライフ <3245>  610円  +72 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

ディア・ライフ<3245>は急伸。11日の取引終了後、集計中の22年9月期の連結業績について、純利益が32億円から41億1600万円(前の期比53.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが流入した。あわせて非開示としていた売上高は519億6300万円(同97.1%増)、営業利益は57億6900万円(同43.7%増)になったようだと発表した。昨年10月に子会社化したアイディグループの業績が寄与したほか、良好な不動産市況や世界的な金融緩和を背景に自社開発の都市型マンションや収益不動産の販売が想定以上に好調に推移し最高益を計上する見通し。これに伴い、従来34円としていた期末一括配当を42円(前の期30円)に増額すると発表した。

■トランスジェニック <2342>  342円  +35 円 (+11.4%)  本日終値

トランスジェニック<2342>が急反騰。同社は11日、開発したTTRエクソンヒト化マウスについて、23年中の販売開始を目指して農林水産省へのカルタヘナ申請(第2種使用等拡散防止措置確認申請)手続きを進めると発表しており、これが好材料視された。TTR遺伝子は、その変異により産生される変異TTRタンパクがアミロイドとして沈着し、優性遺伝病である家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)を発症させる一方、正常なTTRタンパクの沈着によっても老人性全身性アミロイドーシス(SSA)が発症する。同社のTTRエクソンヒト化マウスは、これらの当該遺伝子を起因とする疾患の治療法の開発・検証に極めて有用と考えられており、TTRを起因とする疾患の治療法の開発・検証を行っている研究機関・研究者に対して今後、より幅広く提供するためにカルタヘナ申請手続きを進めることにしたという。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■アークコア <3384>  483円  +20 円 (+4.3%)  本日終値

アークコア<3384>が大幅反発。11日の取引終了後、23年2月期の単独業績予想について、売上高を33億9800万円から47億1900万円(前期比38.9%増)へ、営業利益を1億200万円から2億5900万円(同2.2倍)へ、最終利益を8900万円から3億8100万円(前期3200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。バイク事業が好調に推移し、上期業績が想定を大きく上回ったことが要因としている。また、フィットネス事業の営業店舗について、退店要請を受けて該当する店舗の営業を終了することに伴い、受取補償金2億600万円を特別利益として計上することも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高27億6800万円(前年同期比52.0%増)、営業利益2億600万円(同2.4倍)、最終利益2億1800万円(同2.8倍)だった。

■プラップジャパン <2449>  981円  +35 円 (+3.7%)  本日終値

プラップジャパン<2449>は大幅高。午後2時ごろ、集計中の22年8月期連結業績について、営業利益が従来予想の3億2000万~4億2000万円のレンジ上限を上回る4億3900万円で着地したようだと発表したことが好感された。会計基準の変更に伴い対前年増減率はないものの、ヘルスケアやIT、危機管理広報コンサルティング、デジタルマーケティングなどクライアントのニーズの高い各種案件の受注が増加した。なかでもデジタルソリューション事業におけるセグメント利益が拡大したことが利益の上振れにつながったという。

■ビープラッツ <4381>  1,183円  +40 円 (+3.5%)  本日終値

ビープラッツ<4381>が大幅続伸。同社は11日、主力製品であるサブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」にミニアプリ対応機能を追加し、トヨタファイナンス(名古屋市西区)が展開する「TFC SubscMall(ティーエフシー サブスクモール)」に同機能が採用されたと発表。これが株価を刺激したようだ。「TFC SubscMall」は、カー用品や暮らしに便利なサービスなどを月々定額で利用できるプラットフォーム。「TFC SubscMall」と各サブスクリプションサービスプロバイダー間での商品情報の提供や受発注、サブスクリプション契約情報の管理などは、Bplatsのつながる機能で実現しているという。

■プロパスト <3236>  146円  +4 円 (+2.8%)  本日終値

プロパスト<3236>が4日続伸。11日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)単独決算が、売上高77億100万円(前年同期比23.4%増)、営業利益12億6500万円(同23.3%増)、純利益9億2700万円(同45.8%増)と大幅増益となったことが好感された。前年同期に2億円強を売り上げた分譲開発事業は販売物件がなかったものの、賃貸開発事業で7物件、バリューアップ事業で5物件を売却したことが寄与した。なお、23年5月期通期業績予想は、売上高211億2900万円(前期比19.4%増)、営業利益22億1500万円(同4.2%増)、純利益13億900万円(同15.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■プレイド <4165>  665円  +17 円 (+2.6%)  本日終値

プレイド<4165>が大幅高で4日続伸。この日の寄り前、マーケティングテクノロジーの企画・開発・運営を行うアジト(東京都千代田区)が実施した第三者割当増資を引き受け子会社化したと発表しており、これが好材料視された。アジトは今年2月からインターネット広告におけるファーストパーティ・カスタマー・データの活用を可能にする「KARTE Signals」を提供しており、今回の子会社化により、グループのインターネット広告領域におけるサービスを更に拡充させるのが狙い。取得価額は数億円前半としており、プレイドの出資比率は66.76%になる。なお、同件による集計中の22年9月期業績への影響は軽微としている。

■ミクロン精密 <6159>  1,478円  +33 円 (+2.3%)  本日終値

ミクロン精密<6159>が5日続伸。11日の取引終了後、集計中の22年8月期連結業績について、純利益が2億9900万円から12億2600万円(前の期比2.7倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。為替が円安傾向で推移したことにより、営業外収益で為替差益12億7800万円を計上することが要因としている。なお、業績上振れに伴い期末配当は従来予想の7円から8円に引き上げた。

■サイバーリンクス <3683>  1,140円  +23 円 (+2.1%)  本日終値

サイバーリンクス<3683>が3日ぶりに反発。11日の取引終了後、和歌山県でドコモショップを運営するモバイル・メディア・リンク(和歌山市)とケイオープラン(那智勝浦町)を株式交換により吸収合併すると発表しており、好材料視された。モバイル・メディア・リンクは和歌山市内にドコモショップを2店舗、ケイオープランは県南部にドコモショップを2店舗それぞれ展開しており、両社と合併することにより、和歌山県内のドコモショップ全23店舗のうち11店舗をサイバーリンが運営することになる。なお、同件による22年12月期業績への影響は軽微としている。

■ハブ <3030>  655円  +11 円 (+1.7%)  本日終値

ハブ<3030>はしっかり。11日取引終了後、一部商品の価格改定を実施すると発表した。仕入価格の上昇による飲食業界への悪影響が指摘されるなか、値上げによる業績下支え効果を期待した買いが入ったようだ。同社は足もとの物価高を受け、11月1日に英国風パブの「HUB」と「82」の全店舗を対象に、約5%の値上げに踏み切るとしている。

●ストップ高銘柄

C&Gシステムズ <6633>  372円  +80 円 (+27.4%) ストップ高   本日終値

ぷらっとホーム <6836>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

オリエンタルチエン工業 <6380>  1,126円  +150 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

アースインフィニティ <7692>  4,100円  -700 円 (-14.6%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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