ファストリは5000円超の大幅高演じる、22年8月期は円安恩恵で最終6割増益
ファーストリテイリング<9983>が一時5000円を上回る大幅高をみせた。売買代金も全上場企業のなかで首位を争っており、きょうの株式市場において注目度の高さを物語っている。13日取引終了後に発表した22年8月期決算は、最終利益が前の期比6割増となる2733億3500万円で連続最高利益更新を果たした。円安進行に伴う為替差益が寄与した形だ。ただ、23年8月期の業績見通しでは為替差益の反動が出て、最終利益は前期比16%減の2300億円を予想している。全体相場の地合いが悪ければ売り優勢でも不思議のないところだったが、きょうは前日の米株急伸を受けて全体リスクオンに傾いており、先物を絡めたインデックス買いの影響なども反映され株価に浮揚力が働いている。