注目銘柄ダイジェスト(前場):東名、いちご、TKPなど

市況
2022年10月14日 11時53分

ファーストリテ<9983>:84810円(+6130円)

大幅続伸。前日に22年8月期の決算を発表、営業利益は2973億円で前期比19.4%増益となり、市場予想を40-50億円程度上振れ。6-8月期は262億円で前年同期比24.3%増、3四半期連続での2ケタ増益になっている。23年8月期は3500億円で前期比17.7%増の見通しとしており、コンセンサスを200億円程度上回る水準に。海外ユニクロ事業での大幅増収増益を見込んでいるほか、国内ユニクロも増収増益予想。

良品計画<7453>:1281円(+84円)

大幅続伸。前日に22年8月期の決算を発表、営業利益は328億円で前期比22.8%減益となったが、会社計画の260億円は大きく上振れ着地。6-8月期は前年同期比9.5%増、四半期ベースで前期初の増益に転換。23年8月期は340億円で前期比3.7%増の見通し。前期上振れ分もあって、ほぼ市場予想並みの水準となっている。増益率などは低水準であるものの、株価の調整が続いていたことから、増益見通し受け見直しの動きが先行のようだ。

竹内製作<6432>:2782円(+199円)

大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は93.3億円で前年同期比6.3%減、部材不足の影響などによって6-8月期は同31.0%の減益に転じている。一方、通期予想は従来の161億円から200億円、一転して前期比12.6%増と増益に転じる見通しに上方修正している。円安効果に加えて、値上げの進捗も想定以上となっているもよう。年間配当金も従来計画の68円から98円に引き上げており、ポジティブ視する動きが優勢に。

いちご<2337>:354円(+43円)

急伸で3月29日の高値を一気に更新している。前日に上半期の決算を発表、営業利益は51億円で前年同期比19.8%増益となっている。第1四半期の2ケタ減益に対して、6-8月期は同2.2倍の水準に急拡大へ。コンセンサスを10億円程度上振れたとみられる。不動産売却の順調な進展が背景に。通期予想レンジ97-106億円は変更していないものの、上限レベルの達成などが視野に入る状況となっている。

東名<4439>:1445円(+235円)

一時ストップ高。前日に22年8月期の決算を発表、営業利益は3.3億円で前期比14.7%減益となり、従来予想の0.9億円を大幅に上回る着地となった。顧客の電力使用量が想定以上に増加したほか、プラン変更に伴う収益モデルの変化なども奏効したもよう。また、23年8月期は13.6億円で同4.1倍と急拡大予想になっている。電力調達価格リスク低減策の実施などによって、オフィスでんき119が安定成長期に入っていくと予想。

リネットジャパン<3556>:549円(+29円)

大幅に4日ぶり反発。子会社のリネットジャパンリサイクル(愛知県大府市)が東京都の「レアメタル緊急回収プロジェクト促進事業」に採択されたと発表している。今後、都と連携して法人向けパソコン回収事業に本格参入する。ロシア・ウクライナ情勢を契機にレアメタルなど希少金属の供給不足が懸念される中、レアメタルが多く含まれるため「都市鉱山」と呼ばれるパソコンの回収促進を共同事業者として実施する。

Kudan<4425>:2750円 カ -

ストップ高買い気配。戦略的技術パートナーのIntelが提供を開始した自律走行ロボット向けソフトウェア・プラットフォームのエッジ・インサイト(ソフトウェア開発キット)の商用Visual SLAMソフトウェアとして、Kudan Visual SLAM(KdVisual)が採用されたと発表している。Intelのエッジ・インサイトとKdVisualを組み合わせることで、OEMや開発者は迅速かつ効率的に信頼性の高い自律走行ロボットを構築できるという。

TKP<3479>:2780円(+236円)

大幅に反発。23年2月期第2四半期累計(22年3-8月)の営業損益を19.28億円の黒字(前年同期実績4.98億円の赤字)と発表している。貸会議室事業で会議やセミナー、試験など回復基調にある需要を取り込んだ。また、リゾートホテルやビジネスホテルなどの宿泊事業、レンタルオフィス事業の売上高が過去最高を更新した。通期予想は20.00億円の黒字で据え置いた。進捗率は96.4%に達し、上方修正への期待が広がっている。

《ST》

提供:フィスコ

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