【クラウドファンディング】一般車にステッカー貼り、商品をPR チアドライブが2回目募集、10月18日開始
一般の車を活用したPRプラットフォーム事業を展開する株式会社チアドライブ(東京都中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは10月18日19時30分開始を予定しています。
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:999万9000円、上限募集額:3999万6000円 |
・ | VC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B ※Aの可能性あり) |
・ | 株主優待あり(お得なCheer Drive応援キャンペーンに参加) |
・ | 2回目(1回目は2380万円調達) |
・ | みなし時価総額:6億9491万9500円 |
・ | 類似上場企業:博展、ユミルリンク、トレンダーズ、アライドアーキテクツ、アジャイルメディア・ネットワーク、ブリッジインターナショナル、フロンティアインターナショナル、Birdman |
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
国内約6000万台の一般車を活用
チアドライブは、一般の車を活用したPRプラットフォーム事業「Cheer Drive(チアドライブ)」を通して、年間約6兆円の国内広告費用の恩恵を一般消費者も受けられる仕組みづくりを目指しています。
(出典:FUNDINNO)
従来の企業のプロモーションは多額のコストがかかり、中小零細企業にはハードルが高く、新規顧客の獲得が思うようにいかない現状が続いているとして、「Cheer Drive」を通じて、一般消費者を巻き込んだ新たなPR手法を定着させることを目指しています。
「Cheer Drive」は国内約6000万台の一般自動車をPR媒体として活用し、ドライバーに、お気に入りの企業やサービス、コンテンツのステッカーを自分の車に貼った上で、ドライブしながら応援してもらうというもの。企業は低単価でのリーチ(広告接触)獲得やSNSでの話題作りなど、高いプロモーション効果を得られるといい、エンタメ系大手企業やプロスポーツチームなど、ファンを巻き込んだ多様なジャンルのキャンペーンの実績があります。
「Cheer Drive」は、ドライバーの役割を担うファンが、応援する企業からさまざまな恩恵を受けられるよう設計されており、将来的には、キャンペーンに参加したドライバーが恒常的に副収入や特典を得ることで、結果的に「ガソリン代無料」となるような世界観も創出できると考えています。
前回からの進捗
(1)株式会社ドコモ・インサイトマーケティングとの連携で、PR効果を評価するGPS機能をリリース
前回FUNDINNO募集時から開発を進めていたGPS機能を2022年8月にリリースしています。これは、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングの人口ヒートマップデータと連携することで、精度の高いリーチ数を算出できるものだといいます。
これまでは走行距離に応じたキャンペーン設定で、たとえ長距離を走ったとしても、実際にどれだけの人が広告を見たのか不透明なため、実施に至らないケースもありましたが、リーチ数に応じた報酬・特典を設定できるため、PR効果を担保したい企業の活用が加速すると同社は考えています。
(出典:FUNDINNO)
また、これまでは人口が少ないエリアを走行したところでPR効果は見込めないとの理由で、三大都市圏など都市部でのキャンペーンを求めるクライアントが多く、地方のドライバーの参加が課題でしたが、クライアントにとってはリーチ数に応じた請求となるため、地方での実施も前向きに検討してもらえると考えています。
(2)プロスポーツチームはじめ、企業・自治体などのキャンペーン実績を蓄積
「Cheer Drive」はJ1プロサッカーチームが実施したことをきっかけにスポーツチームからの依頼が増加しており、J2チームを含む計15チームの実施が決定。サッカーに限らず、プロ卓球チームやプロバスケットボールチームの実施も見込んでおり、ファンコミュニティーを有するスポーツチームの間で認知度が高まっていると捉えています。
また、初の自治体キャンペーンを実施し、特産品のメロンを走行特典としたキャンペーンで200名の応募枠が早々に埋まったほか、大手食品メーカーによる、数千円分の商品詰め合わせを特典としたキャンペーンも100名の応募枠が数時間で埋まるほどの人気で、同社は「こうした事例は過剰在庫によるフードロスなどの社会問題を解決できる要素もあり、同業種の利用を後押しする起爆剤として、今後の受注増につながる」と見ています。
(出典:FUNDINNO)
(3)配送プラットフォーム「PickGo」やタクシー広告大手の企業と連携して、媒体車両を拡大
「Cheer Drive」はさらなる事業拡大に向けて、他社との連携を強化しており、CBCloud株式会社が手掛ける配送プラットフォーム「PickGo」との連携もその一つで、同プラットフォーム内の軽貨物ドライバー約4万人の車両をPR媒体として活用する計画です。
また、タクシー広告などモビリティを活用したマーケティング事業を手掛ける企業との連携も準備しており、都内約1万台以上のタクシー車両を媒体として活用することで、軽貨物車両と同様の高いPR効果を見込んでいます。
(4)アプリ開発ノウハウを生かした受託開発サービス「REACTORS(リアクターズ)」を開始
「Cheer Drive」アプリは「REACT NATIVE(リアクトネイティブ)」というオープン化されたフレームワークを活用し、iOSとAndroidを共通のソースコードで一括開発することで、開発コストを大幅に削減しています。
また、ベトナムに開発受託事業を行っている協力会社があるため、人件費を抑えることで、低コストのアプリ開発を求めるクライアントのニーズに応えていきたいとしています。
(5)事業計画の進捗について
前回FUNDINNO募集時に策定した事業計画は未達。新型コロナウイルス感染拡大の第6波、第7波の影響で、キャンペーン実施に消極的なクライアントが増加したこと、GPS機能のリリースが遅れたことが要因と分析しています。
一方で、GPS機能のリリースにより、キャンペーン受注増とドライバーの参加機会増が期待されるほか、人気スポーツチームや大手企業、自治体のキャンペーン実施によって、メディアからの取材依頼も増えており、認知度を高めて、売上増に注力していきたい考えです。
お金以外の対価でPRを
同社は企業にとっての新規顧客の獲得について、「成長していくために目を背けることができない課題」であり、大企業は潤沢なプロモーション予算を活用し、幅広い世代を顧客として獲得し続けている一方、リソースのない企業は多額のコストが障壁となり、プロモーションを敬遠していると考えています。
「お金のみを対価として商品やサービスを告知する、これまでの広告とは異なる手法が浸透しない限り、プロモーションは資金力のある企業しか行えない状況のまま。資金力は劣っても、ファンが根づいている企業はたくさんあり、そうした企業が、お金以外のものを対価として活用できるPR手法があれば、新規顧客の獲得につながり、事業停滞解消の突破口になる」と分析しています。
「Cheer Drive」は、国内約6000万台の一般乗用車をPR媒体として活用していくことを目指すサービスで、ドライバーが、応援したい商品やコンテンツのステッカーを自身の車に貼って走行し、その距離や獲得リーチ数に応じた報酬や特典を獲得するというものです。
(出典:FUNDINNO)
ドライバーは報酬や特典によっては、ガソリン代が実質無料になるなどのメリットがあり、企業はファンに自社のPRを担ってもらうことで、低単価でリーチを獲得できるなど有効なPRを実施できます。会員登録からキャンペーンの申し込み、走行報酬の獲得まで、すべて、スマホアプリで完結するのも特徴です。
キャンペーンは支援型と報酬型があり、前者はファンの企業支援を目的とするもので、実費としてファンが参加費を負担し、企業はグッズなどをファンに還元するため、すでにファンがいるスポーツチームやアニメ、映画などエンタメサービスを展開する企業を中心に多数の実績があります。
一方、報酬型は企業がキャンペーン参加費を申し込んだドライバーへ、リーチ数や走行距離に応じた報酬を支払うもので、エンタメ以外のすべてのBtoC企業、コンテンツが対象となるため、今後強化していく方針です。
今後は「報酬型」キャンペーン強化へ
「Cheer Drive」は2021年3月のリリース後、エンタメ系大手企業やプロスポーツチーム、アーティスト、教育、ITサービス、PCメーカーなど、ファンを巻き込んだ多様なジャンルのキャンペーンを実施しています。
ほとんどのクライアントが「支援型」キャンペーンを選択しており、同社は「これは、お金以外の資産をプロモーションに活用する代替手段がないためであり、『Cheer Drive』の独自性を物語っている」として、今後もこれら実績をベースに、代理店営業とSNSを融合させ、効率的にクライアントを獲得していきたい考えです。
同社によると、「Cheer Drive」の運営には、アプリ開発、フィルム開発、ステッカー印刷オペレーションの構築が不可欠で、アプリには、走行距離の不正申請ができない仕組みを施し、ステッカーは貼りやすく、剥がした痕が残らない、不正ができない素材をフィルムメーカーと共同開発しています。
ステッカー印刷については、配送などのオペレーション委託先企業に自社の大型プリンター2台を設置することで、通常、印刷会社に委託する場合の約5分の1のコストで月間約3000台分に対応しています。
(出典:FUNDINNO)
現在までに累計約4000台が「Cheer Drive」の各種キャンペーンに参加しており、事業の拡大には、さらなるドライバーの確保が不可欠ですが、企業やコンテンツのファンがドライバーとなる仕組みにより、コストをかけずに課題をクリアできると同社は考えています。
全国的に知名度が低い地域企業やスポーツチームにも必ずファンがいるため、ファンを保有しているクライアントとの契約が決まれば、セットでドライバーも集まり、キャンペーンに参加するという流れを想定しています。
同社は「今後は自身の車をドレスアップすることに価値を見いだすような強力なコンテンツを増やし、新規ドライバーに対し、副収入が見込める『報酬型』キャンペーンへの参加を促していきます」としています。
今後の成長に向けて
(1)ガソリン代無料の世界観の創出へ。企業とドライバー双方へのサブスクモデルの導入
同社は将来的に「ガソリン代無料」の世界観を創出していきたいと考えています。ガソリン代を極力減らせるよう、「Cheer Drive」キャンペーンの恒常的な定着を目指す上で、GPS機能の活用のほか、企業向け管理画面の実装、企業・ドライバー双方への月額制モデルの導入を検討しています。
(2)日本でサービスを磨き上げ、「Cheer Drive」の海外展開を狙う
同社は「Cheer Drive」のビジネスモデルについて、インターネットと配送インフラがあり、乗用車とスマートフォンさえ普及していれば、どの国でも低コストでサービスを開始できると考えています。日本でサービスを磨き上げ、積極的に海外展開していきたい考えです。
(3)将来的なEXITはIPOを想定
(出典:FUNDINNO)
(4)2027年までに、一般ドライバー向け事業実施キャンペーン数約2000件を計画
(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は以下のVCと、FUNDINNO第1回目募集時の株主をはじめとするエンジェル投資家より出資を受けています。
・北野克也有限責任事業組合
・オーシャン2号有限責任事業組合
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・博展 <2173> [東証G]
・ユミルリンク <4372> [東証G]
・トレンダーズ <6069> [東証G]
・アライドアーキテクツ <6081> [東証G]
・アジャイルメディア・ネットワーク <6573> [東証G]
・ブリッジインターナショナル <7039> [東証G]
・フロンティアインターナショナル <7050> [東証G]
・Birdman <7063> [東証G]
株主優待
2023年3月末を基準日とした株主優待から、以下の通り内容を変更する(優待の基準日:毎年3月末)。
■対象
全株主
■優待内容
株主限定で、GPS機能を活用した通常のキャンペーンより走行報酬を高く設定した、お得なCheer Drive応援キャンペーンに参加できる。
【参加条件】Cheer Driveの株主であること
【対象プラン】リアウィンドウプラン
【申込期間】今後告知する
【応援走行期間】今後告知する
【対象エリア】全国
【走行報酬】1リーチあたり0.3円(※通常、リアウィンドウプランの報酬相場は1リーチあたり0.2円)
【上限リーチ数】2万3000リーチ(最大6900円の報酬)
【キャンペーン参加費】900円(税込み)
※リーチ単価…走行によって獲得したリーチ数(車両を見た人数)ごとにドライバーに支払われる金額。リアプランの場合、1キロの走行で、市街地であれば30~40リーチ、郊外であれば5~10リーチほどを獲得。走行時間や道路種別(一般道、高速道路)によっても獲得リーチ数は変動する。
【申し込み方法】
Cheer Driveのスマートフォンアプリより申し込む。
<Android>
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.cheerdrive
<iOS>
https://apps.apple.com/jp/app/id1542181332
【注意事項】
※キャンペーン参加は1人1回限り。株主本人以外は使用できない。
※キャンペーン実施期間は今後告知する。
※優待内容は途中で変更される可能性がある。
【変更時期】
2023年3月31日の株主名簿に記載された株主に対する株主優待の贈呈より適用する。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社チアドライブ
東京都中央区銀座七丁目15番8号タウンハイツ銀座406
資本金:43,401,610円(2022年9月7日現在)
発行済株式総数:126,349株(同)
発行可能株式総数:100,000,000株
設立日:2020年8月7日
決算日:7月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 保科昌孝
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 7,272株
■募集株式の払込金額
1株あたり 5,500円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額999万円を以下の目的に充てる予定
広告宣伝費 317万円
営業人件費 317万円
軽貨物宅配・タクシー向け広告事業初期費用 199万円
手数料 164万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,999万円(目標募集額999万円と上限募集額3,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定
広告宣伝費 1,102万円
営業人件費 1,102万円
軽貨物宅配・タクシー向け広告事業初期費用 299万円
手数料 494万円
■投資金額のコース及び株数
99,000円コース(18株)
198,000円コース(36株)
297,000円コース(54株)
396,000円コース(72株)
495,000円コース(90株)
990,000円コース(180株)
1,980,000円コース(360株)
2,970,000円コース(540株)
3,960,000円コース(720株)
4,950,000円コース(900株)
5,940,000円コース(1,080株)
6,930,000円コース(1,260株)
7,920,000円コース(1,440株)
8,910,000円コース(1,620株)
9,900,000円コース(1,800株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、495,000円コース(90株)までしか申し込みできない。なお、特定投資家口座からの申し込みの場合、9,900,000円コース(1,800株)を上限とする。
■申込期間
2022年10月18日~10月23日
■目標募集額
9,999,000円(上限募集額 39,996,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は31,680,000円とする。
■払込期日
2022年11月16日
■連絡先
株式会社チアドライブ
電話番号:050-5873-1830
メールアドレス:support@cheerdrive.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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