話題株ピックアップ【夕刊】(3):QDレーザ、グッドコムA、メディアドゥ

注目
2022年10月14日 15時16分

■QDレーザ <6613>  618円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

QDレーザ<6613>が大幅高。同社は13日、18日から幕張メッセで行われる「CEATEC(シーテック)2022」で、TDK<6762>及び日本電信電話<9432>と共同開発したスマートグラスを公開すると発表。これが材料視されたようだ。これは超小型フルカラーレーザーモジュールをメガネフレームに内蔵し、フラットミラーでレーザー網膜投影するもので、視力にかかわらず拡張現実(AR)効果を実現。QDレーザの「見える」世界を拡張する領域の取り組みであり、今後は仮想現実(VR)やメタバース社会の普及に向けて開発につなげていくとしている。

■グッドコムアセット <3475>  1,695円  +200 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ

グッドコムアセット<3475>が急反騰し年初来高値を更新。13日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高め、より投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は11月1日。同時に、22年10月期の期末配当予想について、期末一括53円から60円へ増額修正したことも好材料視されている。前期実績の43円に対しては17円の増配になる予定だ。

■メディアドゥ <3678>  1,822円  +200 円 (+12.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

メディアドゥ<3678>は急反発。13日の取引終了後に23年2月期上期(3~8月)決算を発表し、営業利益は前年同期比20.9%減の13億3500万円だった。大幅な減益となったものの、通期計画(20億円)に対する進捗率は66.8%と良好で、業績に対する過度な不安感の後退から目先買い戻しの動きが優勢となったようだ。売上高も同1.8%減の542億2600万円と減少した。前年同期に一部の電子書店で実施された大型販促キャンペーンによる一時的な売り上げ増加があり、この反動が出た格好。なお、通期見通しは据え置いている。

■東名 <4439>  1,321円  +111 円 (+9.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率7位

東名<4439>に物色人気が集中。同社は中小企業を主要顧客に光回線サービスを展開するが、契約件数の増加によりトップラインの拡大が続く一方、委託手数料圧縮などによる利益率の改善が利いて、今期収益は高変貌が見込まれる状況にある。13日取引終了後に発表した23年8月期の業績予想は、営業利益が前期比4.1倍の13億6000万円予想と大幅な伸びを見込んでおり、これをサプライズ視する買いを呼び込んだ。

■ビーマップ <4316>  545円  +40 円 (+7.9%) 一時ストップ高   本日終値

ビーマップ<4316>が一時ストップ高。13日の取引終了後、保育施設向けの入退室みまもりシステムの販売を開始したと発表しており、好材料視された。同社の開発した入退室みまもりシステムは、WDS(東京都荒川区)が開発した体表面温度検知機能搭載・エッジAI顔認証パネル「EG-Keeper」と連携することで、子どもの体温や保育施設への入退室情報を保護者の携帯端末に通知することが可能。たとえば送迎バスに乗ったが施設に入室していない園児がいる場合は即時にスタッフに通知する、発熱のある園児にはアラートを鳴らすなど、ニーズに応じたカスタマイズを実現するとしている。静岡県の認定こども園で3歳の女児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件以降、再発防止のための仕組みづくりが急がれているだけに、注目されているようだ。

■ブックオフG <9278>  1,201円  +84 円 (+7.5%)  本日終値

ブックオフグループホールディングス<9278>は大幅続伸、約半年ぶりに年初来高値を更新した。13日の取引終了後に23年5月期第1四半期(6~8月)決算を発表し、純利益は前年同期比2.8倍の6億5100万円だった。通期で小幅増益を見込んでいるだけに、足もとの好業績がポジティブサプライズとなって買いを呼び込んでいる。売上高も同12.0%増の237億2600万円と増加した。国内ブックオフ事業でトレーディングカードやホビーの売り上げが前年同期と比べて大幅に上回ったほか、アパレルやソフトメディアが伸びた。ブランド買い取りサービス「ハグオール」や海外事業なども好調だった。なお、通期見通しは据え置いた。

■リネットJ <3556>  555円  +35 円 (+6.7%)  本日終値

リネットジャパングループ<3556>が急反発。13日の取引終了後、子会社リネットジャパンリサイクルが、東京都の「レアメタル緊急回収プロジェクト促進事業」 に採択されたと発表したことが好感された。今回の採択により、東京都と連携して法人向けパソコン回収に本格参入する。回収は、東京都の再生利用指定制度を活用し産業廃棄物管理票の運用が不要になるため、利用者は産業廃棄物として排出するよりも便利に利用が可能になるという。

■ホープ <6195>  228円  +14 円 (+6.5%)  本日終値

ホープ<6195>が急反発。13日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が従来予想の10億7600万円から11億7700万円へ、営業利益が8800万円から2億2300万円へ、純利益が49億800万円から50億2800万円へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。前期に決算期変更を行ったため、対前年同期の増減率はないものの、広告事業における媒体販売、ジチタイワークス事業におけるサービス受注が堅調に推移したことが売上高を押し上げた。また、販売促進のためのマーケティングコストなどの営業費用が想定よりも抑えられたことも利益押し上げに貢献した。

■サイエンスアーツ <4412>  2,485円  +148 円 (+6.3%)  本日終値

サイエンスアーツ<4412>が反発。13日の取引終了後、同社のIP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」を、京王電鉄<9008>が全駅・全車掌に導入したと発表しており、好材料視された。京王では、職場によって異なるものの、職場間のコミュニケーションツールは携帯電話・固定電話・乗務室に固定されている列車無線をメインに使用していたが、Buddycom導入により、乗務員は乗務員室に戻らずその場で連絡し、迅速にコミュニケーションを取れるようになったという。また、Buddycomの映像のライブ配信機能で、現場に居合わせることなく詳細な情報連携が遠隔で実現したほか、音声が自動で文字化して残るため会話の確認にも役立っているとしている。

■農業総合研究所 <3541>  346円  +19 円 (+5.8%)  本日終値

農業総合研究所<3541>は7日ぶり反発。13日の取引終了後、23年8月期の業績予想を発表した。営業損益は2000万~5000万円の黒字(前期は1億2300万円の赤字)の見通し。営業黒字を確保する会社計画を好感した買いが入った。売上高は60億~65億円(前期比15.5~25.1%増)を計画。関東地区の集荷拠点において、生産者が負担する出荷手数料率を22年9月から引き上げ、物流コストの上昇をカバーするなど、利益改善策を進める方針を示している。

●ストップ高銘柄

フライト <3753>  603円  +100 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

TONE <5967>  4,130円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

大黒天物産 <2791>  4,370円  -1,000 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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