★本日の【イチオシ決算】 クックビズ、ハイブリッド、ベクトル (10月14日)

注目
2022年10月14日 19時11分

1)本日(10月14日)引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【クックビズ <6558> [東証G]】 ★今期経常を97%上方修正

◆22年11月期の経常損益(非連結)を従来予想の7700万円の黒字→1億5200万円の黒字(前期は3億4200万円の赤字)に97.4%上方修正した。採用総合パッケージの追加受注を獲得し、売上高が計画を上回ることが寄与。販管費の減少やコスト削減の進展も上振れに貢献する。

●サプライズな決算発表・業績修正

JINSHD <3046> [東証P]  ★今期経常は77%増益、36円増配へ

◆22年8月期の連結経常利益は前の期比24.5%減の37.8億円になったが、続く23年8月期は前期比76.8%増の67億円に拡大する見通しとなった。今期は定番商品の全面刷新や販売価格の見直し、セール抑制などを通じて国内アイウエア事業の収益力向上を図る。また、本社部門のコスト削減を進めるほか、中国事業の業績が大きく改善する計画。

併せて、今期の年間配当は前期比36円増の53円に大幅増配する方針とした。

テラスカイ <3915> [東証P]  ★今期最終を一転黒字に上方修正

◆23年2月期の連結最終損益を従来予想の2億2300万円の赤字→1億5000万円の黒字(前期は3億0600万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ソリューション事業の好調と経費削減効果による段階利益の増加に加え、9月に新規上場したキットアライブ <5039> [札証A]の株式売り出しに伴う特別利益を計上することも利益を押し上げる。

ハイブリッド <4260> [東証G]  ★前期最終を22%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年9月期の連結最終利益を従来予想の2億0400万円→2億4800万円に21.6%上方修正。増益率が2.7倍→3.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のストック型開発サービスで高単価人材のプロジェクト配属が順調に伸長し、売上高が計画を上回ったことが寄与。新卒人材のプロジェクト配属が進み、利益率が改善したことも上振れにつながった。

ベクトル <6058> [東証P]  ★上期経常は64%増益で上振れ着地

◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比64.5%増の35億円に拡大し、従来予想の20.2億円を大幅に上回って着地。主力の国内PR事業が好調に推移したことに加え、投資事業で保有株の一部売却に伴う売却益を計上したことが収益を押し上げた。また、プレスリリース配信事業で広告宣伝費の執行時期が下期へ後ろ倒しになったことも上振れの要因となった。

オキサイド <6521> [東証G]  ★今期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆23年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.9億円→9.3億円に33.8%上方修正。増益率が16.2%増→55.5%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体事業で生産設備の稼働率上昇とエンジニアの生産性向上が想定を上回る水準で推移していることが要因。ヘルスケア事業で原材料価格上昇分の販売価格への転嫁が進んだことも上振れにつながる。

ネクスG <6634> [東証S]  ★非開示だった今期経常は5.2億円の黒字に浮上へ

◆22年11月期第3四半期累計(21年12月-22年8月)の連結経常損益は5.2億円の黒字(前年同期は4.3億円の赤字)に浮上して着地。一部暗号資産を売却したことで暗号資産・ブロックチェーン事業の収益が急拡大したことが寄与。赤字部門のインターネット旅行事業とブランドリテールプラットフォーム事業から撤退したことなども黒字化につながった。

併せて、非開示だった通期の業績予想は経常損益が5.2億円の黒字(前期は1.3億円の赤字)に浮上する見通しを示した。

Bエンジニア <7352> [東証G]  ★今期経常は23%増で2期連続最高益更新へ

◆22年8月期の連結経常利益は前の期比52.7%増の2億円に拡大して着地。続く23年8月期も前期比23.0%増の2億4600万円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はフリーランスエンジニアのマッチングサービスであるエンジニアプラットフォームサービスで新規案件獲得、ITエンジニアの確保に注力するとともに、広告宣伝や採用などの成長投資を継続する方針。売上高は90.2億円と前期比31.4%の大幅増収を見込む。

佐鳥電機 <7420> [東証P]  ★上期経常を一転4%増益に上方修正

◆23年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の11億円→12.5億円に13.6%上方修正。従来の8.3%減益予想から一転して4.2%増益見通しとなった。外資系半導体の販売増加や調達マネジメントサービスの好調が寄与する。円安による収益押し上げ効果も上振れに貢献する。

バリュエンス <9270> [東証G]  ★今期経常は31%増益、5円増配へ

◆22年8月期の連結経常利益は前の期比83.5%増の17.9億円に伸びて着地。続く23年8月期も前期比31.2%増の23.5億円に拡大する見通しとなった。今期は国内10~15店舗、海外10店舗以上の新規出店を計画するほか、WEBマーケティングや顧客管理システムの強化による集客拡大なども寄与し、23.8%の大幅増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比5円増の30円に増配する方針とした。

2)10月17日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算

■引け後発表

◆本決算:

<2404> 鉄人化計画 [東S]

<3290> Oneリート [東R]

<3823> WHDC [東S]

◆第1四半期決算:

<1887> 日本国土開発 [東P]

<2437> シンワワイズ [東S] ★

<3810> サイステップ [東S] ★

<7808> CSランバー [東S]

◆第2四半期決算:

<3083> シーズメン [東S]  ★

<3548> バロック [東P]

◆第3四半期決算:

<3244> サムティ [東P]

<3994> マネフォ [東P]   ★

<6866> HIOKI [東P]

合計12社

※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
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