中外薬は5日続落、7~9月期最終利益21%減で業績の先行きに警戒感
中外製薬<4519>は5日続落。24日取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比33.2%増の2719億5000万円と大幅増益となった半面、7~9月の3カ月間では21%の減益だったことを受け、業績の先行きを警戒した売りが膨らんだようだ。
海外で血友病治療薬「ヘムライブラ」が大幅に伸びた一方、国内では新型コロナ治療薬「ロナプリーブ」の政府納入分がなく、さらに研究開発費が円安の影響などで増加したことが利益を押し下げた。22年12月期の通期業績予想と年間配当予想は据え置いた。