栄電子が連日の急動意で75日線越え、半導体関連物色の流れに乗る
栄電子<7567>が動兆著しい展開となっている。今年8月に急騰を演じたがその後は大幅な調整で10月以降は底値圏に近い水準でもみ合っていた。しかし、ここにきて日米株式市場で半導体関連株への買い戻しが目立つようになり、エレクトロニクス商社で半導体製造装置向けのデバイスを主力としている同社にも物色の矛先が向いている。
前日は上ヒゲを形成したものの陽線を示現し底値離脱を明示、きょうはマドを開ける形で買われ75日移動平均線を1カ月半ぶりに上抜いた。23年3月期営業利益は前期比25%減の5億1400万円予想と減益見込みだが、これは急拡大した前期決算の反動で保守的な予想となったもの。今期第1四半期(22年4~6月)の営業利益は前年同期比約4倍の2億5100万円と大幅な伸びを達成しており、進捗率から業績上振れへの期待がある。株価指標面でもPER、PBRともに超割安圏にある。