フタバ産業がカイ気配のまま25日線クリア、今期最終利益増額で前期比8割増見通しに
フタバ産業<7241>3日ぶりに急反発。カイ気配のまま上値抵抗ラインとなっていた25日移動平均線を上に抜けてきた。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け、自動車のマフラーでは国内トップシェアを有する。原料コストや燃料価格高騰の影響を受け収益環境は厳しいものの、円安の進行は追い風として意識されている。そうしたなか、同社は27日取引終了後に23年3月期最終利益の修正を発表、株式譲渡益を17億円計上することに伴い従来予想の44億円から60億円(前期比81%増)に大幅増額しており、これを手掛かり材料に買いが優勢となっている。PER5倍前後でPBRが0.3倍台と株価指標面では割安感が際立っている。