明治海が後場急伸、円安による収益押し上げ効果大きく23年3月期営業利益を上方修正
明治海運<9115>が後場急伸している。午後1時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を506億円から580億円(前期比26.6%増)へ、営業利益を44億円から71億円(同61.3%増)へ、純利益を35億円から55億円(同67.8%増)へ上方修正したことが好感されている。
為替レートが円安に推移していることによる収益押し上げ効果が大きいことに加えて、船費やホテル業費用が減少したことが要因という。上期において、営業外で為替差損やデリバティブ評価損を計上するものの、期初予想に織り込み済みの船舶売却益についても為替円安の影響を受け最終利益を上方修正した。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高263億4000万円(前年同期比29.6%増)、営業利益25億7600万円(同98.1%増)、純利益40億2500万円(同6.5倍)だった。