株価指数先物【昼のコメント】 リバランスに伴うショートカバーにより、2万7500円を上回って底堅い値動き
日経225先物は11時30分時点、前日比90円高の2万7640円(+0.32%)前後で推移。寄り付きは2万7620円と、シカゴ日経平均先物(2万7550円)を上回り、買いが先行して始まった。寄り付き直後に2万7660円まで上げ幅を広げた後は、戻り待ちの売りに押されて前場半ばには2万7520円と下落に転じる場面も見られた。ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなかで、リバランスに伴うショートカバーが入っていると見られ、前引けにかけてプラス圏を回復すると、2万7600円を上回って推移している。
日経225先物の日中値幅は140円程度と狭いレンジでの推移ながら、2万7500円に接近する局面ではショートカバーの動きが意識された。75日移動平均線を上回っているほか、一目均衡表では雲のねじれも上回って推移しており、短期筋のショートは早い段階でカバーに向かわせている。グローベックスの米株先物は主要な株価指数がプラス圏で推移し、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]が連日の年初来高値更新で指数をけん引するなか、後場もリバランスの動きが強まりそうだ。
NT倍率は先物中心限月で一時14.24倍まで下げ、25日線に接近する場面も見られた。調整する場面ではその後のリバウンドを想定した、NTロングのスタンスを継続する格好になりそうだ。
株探ニュース