株価指数先物【昼のコメント】 リバランスからTOPIX優位の展開、2万70000円接近では押し目狙いのスタンス
日経225先物は11時30分時点、前日比550円安の2万7090円(-1.98%)前後で推移。寄り付きは2万7250円と、シカゴ日経平均先物(2万7255円)にさや寄せする格好で、売りが先行した。寄り付き直後に2万7320円まで下げ幅を縮める動きを見せたが、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やエムスリー <2413> [東証P]の弱い値動きが日経平均株価を押し下げる格好となるなか、前場半ばには2万7010円まで売られる場面もあった。ただし、心理的な節目を割り込まずに、25日移動平均線が支持線として機能するなか、終盤にかけて2万7100円を挟んでこう着をみせている。
日経225先物はギャップダウンで始まった後は、指数インパクトの大きい値がさ株の弱い値動きもあって、ショートを仕掛けてくる動きに向かわせたようだ。一方で、大手商社株に決算評価の買いが継続するなかでNT倍率は14.17倍に低下し、支持線として機能していた25日線を割り込んでおり、リバランスの動きもTOPIX優位に働いたようだ。
後場は米雇用統計を控えて一段とこう着感を強めてくる可能性はあるが、グローベックスの米株先物は主要な株価指数先物が小動きで推移していることもあり、再び2万7000円に接近する局面では、リバランスに伴うショートカバーを想定した押し目狙いのスタンスとなろう。
株探ニュース