住友精化はカイ気配で水準切り上げ、今3月期営業益予想上方修正し配当も大幅増額
住友精化<4008>は寄り付き大口の買い注文に値がつかず、カイ気配のまま株価を上昇させている。前日まで3日続伸と上げ足を強めていたが、目先物色人気が加速している。同社は高吸水性樹脂が収益の主力で、半導体用ガスなどにも注力しているが、7日取引終了後、23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の70億円から110億円(前期比36%増)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金が流入している。営業利益は17年3月期に達成した105億4100万円を5億円弱上回る見通しで、6期ぶりに過去最高を更新する。好業績を背景に、今期年間配当も従来計画の120円に80円上乗せした200円(前期実績は120円)に増額しており、これも買いを後押している。