日東工が大幅続落、23年3月期利益及び配当予想を下方修正
日東工業<6651>が大幅続落している。7日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を96億円から76億円(前期比12.0%減)へ、純利益を67億円から53億円(同19.8%減)へ下方修正し、あわせて期末配当予想を89円から52円へ引き下げたことが嫌気されている。
売上高は1450億円(同9.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、原材料価格の高騰や輸送コストの増加などが利益を圧迫する。なお、年間配当予想は140円(前期50円)を予定している。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高656億100万円(前年同期比7.5%増)、営業利益21億7100万円(同44.4%減)、純利益16億9800万円(同35.2%減)だった。5G関連の案件減少によりシステムラックなどの売り上げは減少したが、コロナ禍の影響が徐々に緩和され設備投資に持ち直しの動きがみられたことから、主力の配・分電盤の売り上げが伸長した。一方で原材料価格高騰の影響を強く受け、利益は落ち込んだ。