東レが後場に弱含み、機能化成品が低調で今期業績予想を下方修正
東レ<3402>が後場に弱含み。正午過ぎ、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しを1000億円から950億円(前期比12.8%増)に下方修正したことを嫌気した売りが出た。
売上高に相当する売上収益は2兆6250億円から2兆6000億円(同16.7%増)に見通しを引き下げた。機能化成品部門の樹脂事業では、ABS樹脂が中国における需要低迷を背景に販売量が減少する見込み。フィルム事業や電子情報材料事業ではディスプレイ市況悪化の影響で顧客の在庫調整が10~12月期まで続くとみて、事業利益の予想を引き下げた。
最終更新日:2022年11月08日 13時03分