ベネフィJは一気に年初来安値更新、今期下方修正を嫌気
ベネフィットジャパン<3934>はウリ気配スタートで水準を切り下げ、一気に年初来安値を更新した。10日の取引終了後に23年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を145億1500万円から124億8300万円(前期比7.9%増)へ、営業利益を17億900万円から9億4600万円(同37.2%減)へ引き下げており、これを嫌気した売りが出ている。
通信サービスを提供するモバイルWi-Fi事業で、新型コロナウイルスに伴う行動規制が緩和されたことで大手通信キャリアや他企業による各種イベントが多数行われ、優良店舗の確保が難しくなることが要因。また、コミュニケーションロボットを提供するロボット事業で想定した新規獲得件数に届かないことも響く。なお、同時に発表した4~9月期決算は、売上高が62億5700万円(前年同期比8.5%増)、営業利益が3億5800万円(同54.0%減)だった。