トランスGが反発、アンジェスとトランスジェニックゼブラフィッシュモデルに関する共同研究開発へ
トランスジェニック<2342>が反発している。10日の取引終了後、子会社安評センターが、アンジェス<4563>と薬剤スクリーニングを目的としたトランスジェニックゼブラフィッシュモデル(TGZF)に関する共同研究開発を行うと発表したことが好材料視されている。
安評センターは、TGZFを用いた創薬支援サービス体制構築を目的とする技術開発や動物モデルを作製しており、アンジェスはTGZFモデルに対して開発中のNF-κBデコイオリゴDNAなど開発候補の薬剤を提供することで、その有用性検証を行うという。安評センターは今後、TGZFモデルの完成の後に、TGZFモデルを用いた創薬スクリーニングサービスを広く展開する予定であり、一方のアンジェスはTGZFモデルの開発過程から関与することで、医薬品開発技術の向上を図るなど、両社の企業価値の更なる向上を目指すとしている。なお、同件による今期業績への影響は両社とも軽微としている。