ギークスはS高、豪州ITサービス企業を連結子会社化へ
ギークス<7060>は急騰しストップ高の920円に買われている。10日の取引終了後、オーストラリアでITサービスを行うLaunch Group Holdings株式の70%を23年1月に取得し連結子会社化すると発表しており、これが好材料視されている。
Launch社は、オーストラリアにおいてカジュアル雇用人材やフリーランスを活用したIT人材特化型の人材サービス事業、MSP(顧客の人材調達から管理まで包括的管理システムを提供する)事業を展開している。今回の子会社化はアジア太平洋域内でクロスボーダーのマッチング及びIT人材育成ビジネスが可能となり、加速度的な事業拡大を追求できるとしている。取得価格(概算)は19億1200万円、24年3月期第1四半期から連結対象となる予定。
あわせて23年3月期通期業績予想について、売上高58億円から54億円(前期比0.2%増)へ、営業利益を8億円から4億5000万円(同60.3%減)へ下方修正した。Launch社の連結子会社化に伴う費用の発生と、ゲーム事業の新規タイトル受注の期ずれ及び一部運営タイトルの売上高の減少が要因としている。なお、23年3月期第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高25億6800万円(前年同期比3.9%減)、営業利益2億6000万円(同59.9%減)だった。