トリドールは一時8%安、今期最終益予想上振れも市場予想を下回る
トリドールホールディングス<3397>が後場に下げ幅を拡大。下落率は一時8%を超えた。午後1時10分、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益は13億円から40億円(前期比55.5%減)に引き上げたものの、市場のコンセンサスを下回っており、これを嫌気した売りが膨らんだ。
売上高に相当する売上収益は1770億円から1919億円(同25.1%増)に引き上げた。4~9月期は「丸亀製麺」でのフェア商品などの販売が好調だったほか、海外での出店増などが奏功。全セグメントで計画を上回る増収となったほか、政府の補助金も計上した。一方、中国事業の再構築に伴う事業整理費用が利益を押し下げるほか、前提為替レートも見直し、通期の業績予想に反映させた。
最終更新日:2022年11月11日 13時55分