注目銘柄ダイジェスト(前場):平田機工、日揮HD、ラバブルマーケなど

市況
2022年11月17日 11時54分

Shinwa<2437>:857円(+26円)

大幅続伸。子会社であるEdoverseが、本田圭佑氏が代表を務めるNow Do並びにその子会社 Edo All Unitedと連携し、仮想空間GameFi「Edoverse」内において、教育事業及びサッカースタジアム開発運営を協業することになったと発表している。「Edoverse」のコンテンツ拡充、ブランド力の向上につながるとの見方から、同関連事業の成長期待をあらためて高める動きが先行。

平田機工<6258>:5640円(+190円)

大幅続伸。先週末に発表した上半期決算、業績・配当予想の上方修正を受けて、今週に入り株価は大きく上昇しているが、前日には、電気自動車関連設備の大型案件受注を発表、一段の上値追い材料につながっている。受注設備はEV用ドライブユニットの組立ラインで、顧客は北米の新興EVメーカーとしている。受注金額は75億円超で、一部は今期業績予想に織り込んでいるが、残りは来期以降の業績に寄与する見込み。

カカクコム<2371>:2341円(+10円)

続伸。発行済み株式数の2.1%に当たる430万株、80億円を上限とする自己株式の取得実施を前日に発表している。また、そのうち155万2300株を本日の立会外取引で取得したとしている。主要株主であるデジタルガレージの売却に対応したとみられる。残りの取得予定株式数は、今後市場買付によって期間中に実施されるようだ。需給面での下支え効果につながるとの期待が先行へ。

ヤーマン<6630>:1406円 カ -

ストップ高買い気配。前日に上半期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の44億円から53.7億円、前年同期比36.7%増に引き上げ。中国国内ECにおける「618商戦」 などのイベントが非常に好調であったほか、中国独身の日に向けた出荷も売上の伸長に大きく寄与したもよう。第1四半期が大幅減益決算であったことから、ポジティブなインパクトが強まっている。今後の通期業績引き上げへの期待も高いようだ。

日揮HD<1963>:1887円(+94円)

大幅続伸。シェールガス由来のエチレン製造プラントを米シェブロン・フィリップスとカタール国営石油会社との合弁会社から受注したと伝わっている。年産200万トンと世界最大級の案件となり、米キウイットとの共同受注となっている。同社の受注額は1000億円超とみられているようだ。北米でエチレン製造プラントを受注するのは2件目となり、プラントの完成は2026年頃となるもよう。業績インパクトを期待する動きが優勢に。

ラバブルマーケ<9254>:1620円(+217円)

大幅に反発。SNS運用代行・コンサルティング、動画制作を行うmeme(福井市)に出資し、業務提携すると発表している。出資額は999万円で、出資比率は9.08%。memeの三吉康貴代表取締役はTikTokで約50万人のフォロワーをもつインフルエンサーで、短尺動画を使ったマーケティングに強みを持つ。提携で短尺動画を活用した幅広い提案が可能になるとしている。将来的には両社で新しいサービスも開発する。

DWTI<4576>:332円(+13円)

大幅に反発。自社が創製したRhoキナーゼ阻害薬リパスジル塩酸塩水和物について、緑内障・高眼圧症治療剤の新規配合点眼剤「グラアルファ配合点眼液」が薬価収載されたと発表している。ライセンスアウト先の興和(名古屋市)が厚生労働省から連絡を受けた。リパスジル塩酸塩水和物とブリモニジン酒石酸塩を含有する世界初の組み合わせの配合点眼剤。12月6日に販売開始する予定で、販売開始後はロイヤリティを受領する。

Bエンジニア<7352>:743円(+58円)

年初来高値。自社が運営するWeb3.0特化の求人サービス「Guilders(α版)」のゴールドパートナーにアースインフィニティ<7692>が就任したと発表している。同サービスはエンジニアがキャリア形成を行うためのプラットフォーム。プラットフォーム基盤にブロックチェーン技術を用いることで、ブロックチェーン・暗号資産・メタバースなどのWeb3.0業界だけでなく、既存の採用サービスの課題解決も目指しているという。

《ST》

提供:フィスコ

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