話題株ピックアップ【夕刊】(1):フロンテオ、GAテクノ、神戸物産

注目
2022年11月25日 15時14分

■富山第一銀行 <7184>  504円  +80 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

富山第一銀行<7184>がストップ高。25日に関東財務局に提出した四半期報告書において、「大株主の状況」の項目に、著名個人投資家の井村俊哉氏が入ったことへの関心が広がり、買い注文が集まったようだ。井村氏による富山第一銀の保有割合(自己株式を除く発行済み株式総数に対する所有割合)は2.22%となっている。

■FRONTEO <2158>  1,056円  +56 円 (+5.6%)  本日終値

FRONTEO<2158>が続急伸。24日取引終了後、製薬企業向けに情報戦略策定を支援するAIシステムに、医師が関心を持つテーマや処方・治療傾向などを可視化する新機能を追加したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。新機能を追加するのはAIシステム「WordATLAS」。医師や研究者が執筆する医学論文の記載内容の特徴などを可視化・数値化し、論文執筆者が何に興味を抱いているのかというインサイトを提示する。解析結果をもとに、医師・研究者のセグメンテーションやターゲティングが容易に行えるようになるという。

■GAテクノ <3491>  1,611円  +74 円 (+4.8%)  本日終値

GA technologies<3491>が4日続伸。午前10時、グループ会社で不動産関連のシステム・サービス事業を手掛けるイタンジ(東京都港区)が高松エステート(大阪市淀川区)に対し、内見予約や申込受付などのWEBシステムの提供を拡大すると発表。これを好材料視した買いが入ったようだ。物件の空室確認から入居申し込みまでの流れを一貫して電子化することで、入居希望者に利便性の高いサービスが提供できるようになるという。管理戸数が3万戸を超える高松エステートの全国の店舗を対象に導入を進めるとしている。

■神戸物産 <3038>  3,600円  +135 円 (+3.9%)  本日終値

神戸物産<3038>が続伸。24日取引終了後に発表した22年10月度の単体業績は、売上高が前年同月比15.1%増の388億2000万円、営業利益が同20.8%増の18億4800万円だった。増収基調の継続に加え、営業減益となった前月から一転して営業増益で着地したことも、買いを誘ったようだ。飲食店など業者向けの商材が堅調だったほか、10月末まで実施したセールの対象商品の出荷も好調だったという。同月の新規出店は20店だった。

■竹内製作所 <6432>  3,220円  +115 円 (+3.7%)  本日終値

竹内製作所<6432>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は24日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」を継続するとともに、目標株価を4200円から5100円に引き上げた。円安、海上運賃下落によるコスト低下と製品値上げ、欧米の好調な小型建機需要に対する増産対応の進展で業績拡大余地は大きいとみている。同証券では23年2月期の連結営業利益は175億円から前期比19.3%増の212億円(会社予想200億円)へ増額した。また、24年2月期の同利益は今期推定比28.3%増の272億円と連続大幅増益を見込んでいる。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,991円  +66 円 (+3.4%)  本日終値

エイチ・アイ・エス<9603>が大幅反発。午前10時ごろに発表した年末年始(22年12月24日~23年1月3日)の海外旅行予約動向が前年同期比で約19倍と大きく伸びていると発表したことが好材料視された。旅行先の1位は11年以来の1位となったソウルで、続いて前年1位だったホノルル、同3位で変わらずのバンコクと続いている。

■しずおかFG <5831>  991円  +22 円 (+2.3%)  本日終値

しずおかフィナンシャルグループ<5831>が6日続伸し年初来高値を更新。大和証券は24日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は900円から1000円に見直した。第2四半期の連結純利益は、前年同期比2.4%増の282億800万円と同グループ目標の263億円を上回り着地。同証券では23年3月期の同利益を540億円と予想。その後は外債損切影響の消失を見込み24年3月期の同利益は550億円、25年3月期は570億円と試算。年間配当は23年3月期に1株当たり30円、24年3月期に同33円、25年3月期に同36円を見込んでいる。また、今下期中の自己株式取得の発表にも期待している。

■HENNGE <4475>  1,130円  +20 円 (+1.8%)  本日終値

HENNGE<4475>が続伸。この日、同社の複数のクラウドサービスへのセキュアなアクセスとシングルサインオンを実現するSaaS認証基盤「HENNGE One」の連携ソリューションに、オロ<3983>のSaaS管理ツール「dxeco(デクセコ)」を追加したと発表しており、好材料視された。「HENNGE One」と「デクセコ」が連携することで、「HENNGE One」を利用する企業は「デクセコ」へのシングルサインオンが可能となり、煩わしい複数IDやパスワードの管理から解放されることになる。また、IP制限やデバイス証明書などの多要素認証によるアクセス制御機能によって、不正アクセスのリスクを防ぎながら「デクセコ」を安心して利用できるとしている。

■SGホールディングス <9143>  2,137円  +36 円 (+1.7%)  本日終値

SGホールディングス<9143>が3日続伸。24日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を1080億円から1300億円(前期比21.8%増)へ上方修正したことが好感された。同社が保有する日立物流<9086>の全株式について、HTSK(東京都千代田区)が実施するTOBに応募するのに伴い、投資有価証券売却益316億円を特別利益として計上する見込みとなったことが要因としている。なお、売上高1兆6000億円(前期比0.7%増)、営業利益1420億円(同8.8%減)は従来見通しを据え置いている。

■戸田建設 <1860>  734円  +10 円 (+1.4%)  本日終値

戸田建設<1860>が7日続伸。9月中間期の決算発表があった11日以降の株安から直近では戻りを試しつつあったなか、きょう付の日本経済新聞朝刊が「戸田建設と大阪大学は世界最大級の浮体式洋上風力発電設備の実用化に向けた共同研究を始める」と報じた。これが手掛かり材料となり、売り方の買い戻しを誘ったようだ。報道によると、2023年から阪大大学院工学研究科と基礎技術の共同研究を始め、25年にも実験に入るという。同社株は決算発表があった11日の取引時間中の高値を上回って推移している。

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