伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月20日版
休み明け後に一段安なら5万0558円が視野に入る
1. NYダウが週明け後に下値堅い動きが表れるかが焦点
図1は、 NYダウの日足です。NYダウは7月7日に戻り高値5万3289ドルをつけた後、前週末の時点で5万3289ドルを超えられない期間が9営業日となっているので、すでに上昇の勢いが終息していると考えられます。
7月から9月の上値を抑えられやすい時期に入り、上昇の流れが終息したと判断できる値動きになっているので、7月7日以降は値幅の伴った調整の動きの途中にあると判断できます。
今後の下値の目安には、6月5日~10日と同程度の値幅(1751ドル)の調整となる地点(6月23日安値の5万1301ドルが目安)、2月10日~3月30日と同程度の値幅(5455ドル)の調整となる地点(4万7834ドル)、3月30日安値の4万5057ドルなどが挙げられます。
7月16日は足型で「弱気の抱き線」をつけて、5万3289ドルが強い抵抗であることをはっきりと示しています。その後、17日に下げて、一時的にせよ7月14日安値の5万2046ドルを割れて、上値、下値を切り下げる弱気パターンを形成しています。
下げ余地が十分にあるなら、週明け後は7月17日安値の5万1986ドルを大きく下回る下げ場面となって(弱気の流れを明確にすることで)、その後、下降が勢いづくと考えられます。
言い換えると、目先の下げが6月23日安値の5万1301ドルで止まる動きになる場合、週明け後は、はっきりとした下げの流れへ入らないということです。図1の青の実線のように、7月中はジグザグに上値、下値を切り下げる動きになった後、下げが勢いづくことなく、5万1301ドル前後で押し目をつけて上昇を開始する展開になると考えられます。
今晩はNYダウが下げても、前週末の安値5万1986ドル以下へ大きく下げることなく下値を支えられて、前週末の終値5万2146ドル以上へ値を戻す公算です。
今晩、下値堅い動きになると、7月中は緩やかに上値、下値を切り下げる動きとなって、5万1301ドル前後で押し目をつける展開になる可能性を考えておく必要が出てきます。
一方で、今晩以降、はっきりとした下げの流れを作るなら、その下げは4万7834ドル、または4万5057ドルを目指す動きへ入っているという見方が有力になります。
今晩の価格が下げるなら、今週は値幅の伴った下げ場面になることも考えられます。
図1 NYダウ(日足)と今後の展開
