話題株ピックアップ【夕刊】(3):ユビAI、インテM、プラザクリエ
■ユビキタスAI <3858> 429円 +26 円 (+6.5%) 本日終値
ユビキタスAI<3858>は商い増勢のなかマドを開けて買われ、上値指向を鮮明としている。ソフト開発会社でIoT関連ソリューションを展開する。ネットワーク対応ソフトに強みを有し、高速起動製品などが売り上げに寄与している。量子コンピューター分野への布石も着々と進め、量子コンピューターに関するソフトウェアやエンジニアリングサービスを提供するカナダのsoftwareQ社と販売代理店契約を結び、8月9日からsoftwareQ社が開発した量子コンピューター向けコンパイラ「staq(スタッキュ)」とシミュレーター「Quantum++(クウォンタムプラス)」の提供を開始している。
■インテM <7072> 1,399円 +80 円 (+6.1%) 本日終値
インティメート・マージャー<7072>が朝安後に切り返した。同社はきょう、N2i(名古屋市中区)とデジタルコマース領域での商品開発を目的とした戦略的パートナーシップを結んだと発表しており、これが材料視されたようだ。両社はこのほど、インテMの提供するデータ技術とN2iが運営するECブランドの体験型シェア店舗「my GAKUYA」を連携させ、D2C(Direct to Consumer)ブランド特化型のリターゲティング広告「my GAKUYA 集客フォローパッケージ」を共同開発し、提供を開始。興味があるが購入に至らなかったユーザーに「my GAKUYA」でD2Cブランドの商品を体験できることを案内することで、店舗での商品体験・接客で購入への一押しができるようになり、売り上げの向上と新規顧客の獲得が見込めるようになるという。
■プラザクリエイト本社 <7502> 407円 +22 円 (+5.7%) 本日終値
プラザクリエイト本社<7502>は反発。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を30万株(発行済み株数の2.47%)、または1億5000万円としており、取得期間は22年12月1日から23年5月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■ブレインズテクノロジー <4075> 1,360円 +73 円 (+5.7%) 本日終値
ブレインズテクノロジー<4075>は4日続伸。午前10時ごろ、デンソー<6902>において、小型カメラ上でAI処理を行う作業分析ソリューションの導入に向けた検証環境の構築と実証実験を開始すると発表しており、好材料視された。ブレインズでは、製造現場をはじめとするさまざまな分野における現場の作業を、AIを利用した動画認識技術により、作業の品質監視やパフォーマンスの分析を自動化できるアプリケーション「Impulse作業分析アプリケーション」を提供しているが、今回の実証実験では、セキュリティーカメラをはじめとして画像センシング事業を行うi-PRO(東京都港区)との協働を通じて、デンソーでの自動車部品の外観検査工程における作業分析への検証を行うとしている。
■エーアイ <4388> 823円 +36 円 (+4.6%) 本日終値
エーアイ<4388>がしっかり。28日取引終了後、同社の音声合成ナレーション作成ソフトをNTTデータ<9613>の子会社であるNTTデータユニバーシティが導入したと発表。これが株価の支えとなったようだ。NTTデータによるシステム開発の総合ソリューション「TERASOLUNA(テラソルナ)」の開発手順研修のナレーション作成に、エーアイのソフト「AITalk 声の職人」を導入する。コロナ禍の影響で研修のオンライン化が進むなか、動画教材の制作が増加していたという。
■カラダノート <4014> 824円 +34 円 (+4.3%) 本日終値
カラダノート<4014>が3日続伸。この日、子どもの予防接種スケジュール管理アプリ「ワクチンノート」に新機能「ワクチン追加リスト」を追加したと発表しており、好材料視された。「ワクチンノート」は、子どもが1歳になるまでに推奨されている予防接種が15種類前後あり、接種時期も決まっているため、スケジュール管理に悩むママ・パパが多いことから開発した、子どもの予防接種スケジュールを管理するアプリ。今回の機能追加により、定期接種以外のワクチンや新型コロナウイルスワクチンなど、子どもに必要なワクチンを手動で追加し記録・管理することが可能となり、ワクチンノート一つで全ての予防接種を管理することが可能になるという。
■Jテック・C <3446> 2,134円 +73 円 (+3.5%) 本日終値
ジェイテックコーポレーション<3446>が4日続伸。28日取引終了後、大阪大学とプラズマ援用研磨法(PAP)に関するノウハウ供与契約を締結すると発表。これが株価の支援材料となったようだ。同社は半導体向け加工・研磨装置の開発による自社の成長に向け、阪大の独自加工技術の導入を図ってきたが、今回のノウハウ供与はその一環となる。PAPは、研磨面に対しプラズマによって活性化した酸素などを備える研磨法。太陽光・風力発電や自動車、エアコンなどに使われるパワー半導体の増産に向けたプロセス開発が進むなか、PAPは耐熱性能に優れるGaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化ケイ素)、単結晶ダイヤモンドなどの化合物半導体材料の加工効率の向上につながる。
■INTLOOP <9556> 5,330円 +180 円 (+3.5%) 本日終値
INTLOOP<9556>は大幅高。同社は28日、KDDI<9433>グループのKDDI Digital Divergence Holdings及びKDDIアジャイル開発センターと業務提携すると発表しており、これが材料視されたようだ。3社はこのほど、地方リモート、シニア人材、多種多様な働き方を希望するフリーランスの活用など、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材の多面的な採用、育成、及び各種案件で協業することで合意。提携の第1弾として、顧客企業のDX化と内製化を支援するサービスの提供を開始するとしている。
■エフ・コード <9211> 2,541円 +78.5 円 (+3.2%) 本日終値
エフ・コード<9211>は反発。28日取引終了後、サブスクリプションファクトリー(東京都港区)からウエブ接客ツール「KaiU」の運営事業を取得すると発表。これを材料視した買いが集まった。同事業を分割して新設する企業の全株式を取得し子会社化する。取得会社の22年8月期の売上高は約2億300万円。エフ・コードによる取得価格は3億円としている。コンバージョン率の改善につながるKaiUの取得により、プロダクトとサービスの拡充が可能になるという。エフ・コードが保有するSaaS事業やデジタルマーケティング事業の知見を活用し、相乗効果の発揮も期待されるとしている。
■佐田建設 <1826> 455円 +13 円 (+2.9%) 本日終値
佐田建設<1826>が大幅続伸。28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を22万株(発行済み株数の1.42%)、または1億円としており、取得期間は22年11月29日から23年3月24日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的という。
●ストップ高銘柄
日医工 <4541> 155円 +50 円 (+47.6%) ストップ高 本日終値
ティムス <4891> 853円 +150 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
VALUENEX <4422> 1,768円 +300 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
イオレ <2334> 1,130円 +150 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
DMソリュ <6549> 1,133円 +150 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
アルメディオ <7859> 632円 -150 円 (-19.2%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース