「地方銀行」が首位、富山第一銀の急騰で話題性高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 地方銀行
2 パワー半導体
3 半導体
5 防衛
7 サッカーW杯
8 半導体製造装置
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が1位となっている。
ここ地銀を巡る話題が続いている。直近、富山第一銀行<7184>の急騰劇が投資家の視線を集めた。同社が25日に関東財務局に提出した四半期報告書で大株主に著名個人投資家が入ったことが判明し、これをきっかけに一気に買いが流入した。その前の週の18日にはNTTデータ<9613>が地銀システムの共通化を検討していることが明らかとなり、ニュースのヘッドラインを賑わせた。地銀全体の約4割にあたる40行の基幹システムが統合される予定で、これが地銀再編の動きにつながっていくとの思惑も出ている。
株式市場で銀行株は配当など株主還元が充実していることに加え、来春の日銀総裁交代に伴う金融緩和路線の修正期待を背景に上昇基調を強めている。メガバンクや地銀への関心は引き続き高く、特に足もと話題性が高まっている地銀の注目度は急上昇。テーマランキングで首位に浮上する人気となっている。
地銀株は総じてPBR1倍割れと割安感が強い。配当利回りの高いものでは西日本フィナンシャルホールディングス<7189>をはじめ、十六フィナンシャルグループ<7380>、南都銀行<8367>、武蔵野銀行<8336>、山陰合同銀行<8381>などが挙げられる。