【市場反応】米10月コアPCE価格指数は予想通り伸び鈍化、FRB利上げ減速思惑強まりドル売り継続

市況
2022年12月1日 23時02分

米商務省が発表した10月個人所得は前月比+0.7%と、伸びは3カ月連続で拡大し昨年10月来で最大となった。個人消費支出(PCE)は前月比+0.8%と9月+0.6%から伸びが拡大し6月来で最大となった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数は前年比+5.0%と9月+5.2%から伸びが鈍化した。

一方、米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比1.6万件減の22.5万件と、なった。失業保険継続受給者数は160.8万人と、前回155.1万人から予想以上に増加し2月来で最大となった。

コアPCEがFRBの利上げ減速を支援する結果を受けて、米国債相場は上昇。10年債利回りは3.56%まで低下した。ドルも売られ、ドル・円は136円35銭から135円76銭まで下落し、8月来の安値を更新した。ユーロ・ドルは1.044ドルから1.0513ドルまで上昇した。

【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:22.5万件(予想:23.5万件、前回:24.1万件←24.0万件)

・米・失業保険継続受給者数:160.8万人(予想:157.0万人、前回:155.1万人)

・米・10月コアPCE価格指数:前年比+5.0%(予想:+5.0%、9月:+5.2%←+5.1%)

・米・10月個人所得:前月比+0.7%(予想:+0.4%、9月:+0.4%)

・米・10月個人消費支出(PCE):前月比+0.8%(予想:+0.8%、9月:+0.6%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.