本日注目すべき【好決算】銘柄 光ビジネス、アイル、トランスG (7日大引け後 発表分)
12月7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
光ビジネス <3948> [東証S] ★今期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
◆22年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の15億円→20億円に33.3%上方修正。増益率が22.1%増→62.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。
新型コロナウイルスワクチン3回目、4回目の接種や住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金関係の受注に加え、5回目のワクチン接種や価格高騰緊急支援給付金などに関連する受注を獲得したことが上振れの要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の45円→50円(前期は35円)に増額修正した。配当利回りは5.58%に上昇。権利付き最終日を今月28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
トランスG <2342> [東証G] ★今期配当を2円増額修正
◆23年3月期の期末一括配当を従来計画の3円→5円(前期は6円)に大幅増額修正した。普通配当3円に加え、上場20周年記念配当2円を実施する。
アイル <3854> [東証P] ★8-10月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
◆23年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の7.3億円に急拡大して着地。販売管理ソフト「アラジンオフィス」を主力とするシステムソリューション事業が好調な受注とプロジェクトの安定進捗によって2ケタ成長を達成したことが寄与。ストック比率の上昇やパッケージ機能の拡充などで利益率が向上したほか、前期に発生した半導体不足によるサーバー機器納期遅延の影響が解消したことも収益拡大につながった。
セグエG <3968> [東証P] ★22年12月期配当を2円増額修正
◆22年12月期の期末一括配当を従来計画の16円→18円(前期は16円)に増額修正した。好調な業績などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を今月28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
ナ・デックス <7435> [東証S] ★上期経常は42%増益で上振れ着地
◆23年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比41.8%増の11億円に拡大し、従来予想の8.4億円を上回って着地。半導体不足や上海ロックダウンなどの影響で売上高は計画を下回ったものの、海外販売の増加や円安効果で吸収し、利益は大幅に上振れした。
通期計画の16.1億円に対する進捗率は68.2%に達しており、業績上振れが期待される。
楽天地 <8842> [東証P] ★2-10月期(3Q累計)最終は9.3倍増益、期末配当を40円増額修正
◆23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結最終利益は前年同期比9.3倍の13.7億円に急拡大して着地。リニューアルオープンした浅草ビルの賃貸収入などが寄与し、不動産賃貸関連事業の収益が伸びたことに加え、映画興行や温浴施設の好調で娯楽サービス関連事業が黒字化したことも大幅増益に貢献した。また、西葛西ビルの譲渡に伴う売却益を計上したことも最終利益を押し上げた。
通期計画の14.5億円に対する進捗率は94.9%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、今期の期末配当を従来計画の30円→70円(前期は30円)に大幅増額修正した。普通配当30円に、創立85周年記念配当20円と特別配当20円を上積みする。
株探ニュース