鎌倉新書が続急伸、第3四半期34%営業増益と自社株買い発表を好感
鎌倉新書<6184>が続急伸し年初来高値を更新している。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高36億4000万円(前年同期比33.1%増)、営業利益5億1400万円(同34.2%増)、純利益3億2400万円(同20.0%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。
お墓、葬儀、仏壇の既存事業がコンテンツ制作の強化により安定成長していることに加えて、相続・介護・官民協働などの新規事業が大きく伸長した。特に相続事業に関しては顧客起点でのマーケティング施策が功を奏し順調に成長を続けているという。
なお、23年1月期通期業績予想は、売上高50億円(前期比30.7%増)、営業利益6億4000万円(同20.1%増)、純利益4億3000万円(同19.1%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に80万株(発行済み株数の2.10%)、または5億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は22年12月19日から23年3月10日まで。機動的かつ柔軟な資本政策の実施により株主還元の充実を図ることが目的としている。