本日注目すべき【好決算】銘柄 ラクスル、学情、アクシージア (12日大引け後 発表分)

注目
2022年12月13日 7時01分

12月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ラクスル <4384> [東証P]  ★8-10月期最終は9.9億円の黒字、自社株買いと株式分割も発表

◆23年7月期第1四半期(8-10月)の連結最終損益は9.9億円の黒字(前年同期非連結は1.4億円の赤字)に浮上して着地。主力の印刷ECサービスで新規顧客獲得が堅調に推移したほか、前期に連結化したダンボールワンの業績貢献や内製事業の成長継続も寄与し、ラクスル部門の収益が大きく伸びた。また、子会社だったハコベルの株式売却益などを計上したことも最終利益を押し上げた。

第1四半期実績だけで、通期計画の10億円にほぼ到達しており、業績上振れが期待される。

併せて、発行済み株式数の0.38%にあたる11万株または3億円を上限に自社株買いを実施すると発表。また、23年1月末時点に株主を対象に、1→2の株式分割を実施することも明らかにした。

学情 <2301> [東証P]  ★今期経常は13%増で2期連続最高益、前期配当を6円増額・今期は5円増配へ

◆22年10月期の経常利益(非連結)は前の期比1.2%増の20.3億円になり、従来予想の17.5億円を上回って着地。続く23年10月期も前期比12.9%増の23億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は企業の若手人材に対する採用ニーズが堅調に推移するなか、主力の就職情報事業が伸び、18.1%の大幅増収を見込む。

併せて、前期の年間配当を37円→43円(前の期は37円)に増額し、今期も前期比5円増の48円に増配する方針とした。

グッドコムA <3475> [東証P]  ★今期経常は9%増で6期連続最高益、実質増配へ

◆22年10月期の連結経常利益は前の期比37.2%増の43.4億円に拡大して着地。続く23年10月期も前期比9.5%増の47.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は好調な仕入れを背景に、57.5%の大幅増収を見込む。ホールセールでの既存の1棟単位の販売とともに、新たに開始するREIT事業への物件供給を行う計画。

併せて、今期の年間配当は35円とし、10月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は16.7%増配とする方針とした。

アクシージア <4936> [東証G]  ★8-10月期(1Q)経常は43%増益で着地

◆23年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比42.6%増の4.7億円に拡大して着地。越境ECを含め中国国内での売上高が引き続き好調に推移し、46.4%の大幅増収を達成したことが寄与。先行的な広告投下を実施したことなどが奏功した。

萩原工業 <7856> [東証P]  ★今期最終は2.9倍増で4期ぶり最高益、14円増配へ

◆22年10月期の連結最終利益は前の期比41.8%減の9.4億円に落ち込んだものの、続く23年10月期は前期比2.9倍の27億円に急拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は値上げ効果などで採算が改善に向かうなか、中国での土地収用に伴う補償金を計上することが最終利益を押し上げる。

併せて、今期の年間配当は前期比14円増の50円に増配する方針とした。配当利回りは4.54%に上昇。

トーホー <8142> [東証P]  ★今期経常を35%上方修正

◆23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常損益は23.8億円の黒字(前年同期は9億円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の23億円→31億円に34.8%上方修正。増益率が13倍→17倍に拡大する見通しとなった。

業務用食品卸売事業を中心に業績回復が想定より進んでいることが上振れの要因。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.