本日注目すべき【好決算】銘柄 イトーキ、ネクステージ、パイロット (23日大引け後 発表分)
12月23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
イトーキ <7972> [東証P] ★今期最終を85%上方修正・7期ぶり最高益更新へ
◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の27億円→50億円に85.2%上方修正。増益率が2.4倍→4.5倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。固定資産除却損13.7億円を特別損失に計上する一方、大阪府寝屋川市に保有する固定資産の売却に伴い、売却益65億円が発生することが最終利益を押し上げる。
YEデジタル <2354> [東証S] ★9-11月期(3Q))経常は15倍増益で着地
◆23年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比11.6%増の3.8億円に伸びて着地。直近3ヵ月の実績である9-11月期の同利益は前年同期比15倍の2.8億円だった。ERPソリューションでビジネスDX推進・構築が引き続き好調だったことが収益を牽引した。
ネクステージ <3186> [東証P] ★前期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額
◆22年11月期の連結経常利益を従来予想の187億円→190億円に1.9%上方修正。増益率が39.9%増→42.5%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。自動車買い取り台数の増加や商品リードタイムの短縮、コスト削減による生産性向上が上振れの要因となった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の21円→24円(前の期は15円)に増額修正した。
デイトナ <7228> [東証S] ★今期期末一括配当を8円増額修正
◆22年12月期の期末一括配当を従来計画の115円→123円(前期は80円)に増額修正した。連結業績を基準とする配当政策に変更(従来は単体業績に連動)したことを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
権利付き最終日を28日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
パイロット <7846> [東証P] ★今期経常を14%上方修正・6期ぶり最高益、配当も10円増額
◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の210億円→240億円に14.3%上方修正。増益率が3.1%増→17.9%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力のステイショナリー用品事業が主要な海外市場で堅調に推移していることに加え、想定以上に円安が進行したことも追い風になる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の80円→90円(前期は60円)に増額修正した。
株探ニュース