利下げで直ぐに株式が反転とは必ずしも言えないとの指摘も=米国株

市況
2022年12月27日 23時16分

NY株式23日終値

ダウ平均   33203.93(+176.44 +0.53%)

S&P500    3844.82(+22.43 +0.59%)

ナスダック   10497.86(+21.74 +0.21%)

来年も米株式市場のテーマの1つはFRBの動向であろう。投資家が抱く最大の疑問は、金利がいつピークを迎えて低下し始めるかという点かもしれない。インフレが落ち着き、FRBが利下げの可能性に意識を向き始めれば、株式市場は本格的な反転相場になると期待している投資家やストラテジストも少なくない。

しかし一部からは、FRBはFF金利を引き下げても、歴史的にみて、直ぐに株式市場が強気の展開になるとは必ずしも言えないとの指摘が出ている。FRBが誘導目標の公表を開始した1971年以降、過去8回FF金利がピークを打った後のS&P500の値動きを見ると、1、3、6カ月後は4回下落し、1年後でも5回の上昇に留まっている。

1994年以前のFRBはいまのように声明や会見などの発表はなく、市場はFRBの意図を深く参照することなく解釈していたようだが、それ以降の4回の期間では3カ月、6カ月および1年後に株式がプラスのリターンになったのはコイントスのような確率であったという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.