ワイエイシイが大幅続伸、独自開発の高精度バイオスライサーに脚光
ワイエイシイホールディングス<6298>が大幅続伸、一時１７９円高の１８７９円まで水準を切り上げた。前週末と合わせ２営業日で３８８円高、率にして２６％の上昇となった。同社は半導体や液晶向けなどの製造装置（自動化機器）メーカーだが、有力子会社を数多く擁しており、パワー半導体周辺やマグネシウム電池などをはじめ多角的に展開している。材料株として多彩な切り口を持つが、足もとで買い材料視されているのはエクスポソームプラットフォームで先駆する米バイオ企業のライナスバイオとの業務提携だ。「毛髪エクスポソーム解析およびバイオマーカー開発」で、ワイエイシイの完全子会社であるワイエイシイダステックが開発した毛髪を縦に切ることを可能とした高精度なバイオスライサー（現在このバイオスライサーは本社に移管している）が、ライナスバイオの目に留まったもの。同分野における今後の展開にマーケットの視線が集まっている。