東京株式(前引け)=続伸、米株高受け2万6000円台回復
10日前引けの日経平均株価は前営業日比225円40銭高の2万6199円25銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億7192万株、売買代金概算は1兆4598億円。値上がり銘柄数は1163、対して値下がり銘柄数は583、変わらずは91銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から主力株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は続伸しフシ目の2万6000円台を回復した。前週末発表された12月の米雇用統計の平均時給やISM非製造業景況感指数などが事前予想を下回ったことを好感し、米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数が大幅高に買われたことから、東京市場でも市場のセンチメントが強気に傾いた。ただ、買い一巡後は戻り売りを浴び前引け時点で日経平均はやや伸び悩んでいる。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄が活況高となったほか、ソフトバンクグループ<9984>も商いを伴い高い。日本郵船<9101>が買われ、日本製鉄<5401>も上昇した。ダイキン工業<6367>、SMC<6273>なども値を上げた。力の源ホールディングス<3561>は値上がり率トップに買われる人気となった。半面、武田薬品工業<4502>が軟調、良品計画<7453>は大幅安。リクルートホールディングス<6098>も売りが優勢だった。エスプール<2471>はストップ安でウリ気配に張り付いている。