【市場反応】米1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、1年期待インフレ率低下でドル売り

市況
2023年1月14日 0時29分

米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は64.6と、12月59.7から予想以上に上昇し昨年4月来で最高となった。現在の景況観は68.6と、12月の59.4から上昇し昨年4月来の高水準。消費者先行景況感は62.0と、12月59.9から低下予想に反し上昇し4月来の高水準となった。インフレがピーク達成したとの期待、サプライチェーン混乱緩和で耐久財購入意欲が消費者間で強まったことが指数を押し上げた。

また、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目の同指数の1年期待インフレ率速報値は4.0%と、12月4.4%から予想以上に低下し21年4月来で最低。一方で、5-10年期待インフレ率速報値は3.0%と、12月2.9%から予想外に上昇した。

1年期待インフレの低下で、長期金利も伸び悩み。10年債利回りは3.49%から3.43%まで低下した。ドル売りも再燃し、ドル・円は127円58銭まで下落し昨年5月来の安値を更新。ユーロ・ドルは1.0781ドルの安値から1.0829ドルへ反発。ポンド・ドルは1.2151ドルの安値から1.2210ドルへ反発した。

【経済指標】・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:64.6(予想:60.7、12月:59.7)・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.0%(予想4.3%、12月:4.4%)・米・1月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.0%(予想2.9%、12月:2.9%)

《KY》

提供:フィスコ

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