話題株ピックアップ【夕刊】(3):PCNET、DNAチップ、ベストワン
■アップコン <5075> 1,055円 +95 円 (+9.9%) 本日終値
アップコン<5075>は大幅続伸で上場来高値を更新。16日の取引終了後、未定としていた23年1月期の期末一括配当予想を15円にすると発表しており、これが好感された。前期実績に対しては10円の増配となる予定だ。
■パシフィックネット <3021> 1,151円 +103 円 (+9.8%) 本日終値
パシフィックネット<3021>が反発。同社は16日取引終了後、23年5月期第2四半期累計(22年6~11月)の連結営業利益が前年同期比11.5%減の1億6500万円になったと発表。ただ、9~11月期に限れば前年同期比17.1%増の1億100万円となっており、これが好感されたようだ。売上高は累計で同21.3%増の31億4800万円、9~11月期では同16.6%増の15億9400万円。ITサブスク事業の順調な拡大などが寄与した。なお、通期業績については売上高61億円(前期比10.8%増)、営業利益4億円(同17.0%増)とする従来見通しを据え置いている。
■DNAチップ研究所 <2397> 575円 +44 円 (+8.3%) 本日終値
DNAチップ研究所<2397>は大幅反発。16日の取引終了後、「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」の保険適用を申請したと発表しており、好材料視された。同製品は、22年11月16日に医療機器製造販売承認を取得した医療機器で、保険適用されれば肺がん、特に非小細胞肺癌患者のコンパニオン診断(遺伝子変異を検出する検査)として、代表的なドライバー遺伝子である4遺伝子の変異の検出や薬剤の適応判定を保険診療により行うことが可能になるとしている。
■ベストワンドットコム <6577> 1,760円 +116 円 (+7.1%) 本日終値
ベストワンドットコム<6577>が後場急動意。午後1時30分ごろ、年始から1月15日までの予約受注額が、コロナ禍前の19年の同期間比で31.7%増と大幅に上回ったと発表しており、好材料視された。22年12月26日から23年1月31日までの期間で「お年玉スーパー還元セール」を実施していることが貢献した。また、11月に国土交通省が国際クルーズの受け入れ再開を発表したことやテレビ放映などの効果も相まって、予約受注額が顕著に増えているとしている。
■北川精機 <6327> 447円 +21 円 (+4.9%) 本日終値
北川精機<6327>が大幅続伸。16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(22年7~12月)連結業績について、売上高が21億円から22億1000万円(前年同期比8.7%増)、営業利益が9000万円から1億9000万円(同2.2%増)へ、純利益が7000万円から1億4000万円(同2.8%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。製品納期と工期の短縮に努めたことに加えて、好調な受注に支えられ製作物件が集中し、工場稼働率が向上したことが要因としている。
■アジアパイル <5288> 603円 +26 円 (+4.5%) 本日終値
アジアパイルホールディングス<5288>が新値圏で強調展開を続けている。株価は4日続伸と上値指向にあるが、2019年12月以来約3年ぶりの600円台乗せが目前。コンクリートパイル製造及び施工で業界首位級の実力を有するが、国内だけでなく海外ではベトナムを中心にアセアン市場などで活躍の場を広げている。23年3月期は営業利益段階で前期比2.1倍の45億円と急回復を見込むが、PBRが0.5倍台と超割安圏ある一方、配当利回りが3.4%近くありインカムゲイン狙いでも魅力がある。コンクリートパイルの需要は、半導体工場向けでも高い実績があり、台湾の半導体受託生産最大手TSMC<TSM>が日本で2カ所目の工場建設を明らかにしていることで、同社の商機拡大の思惑も浮上している。
■DMソリュ <6549> 1,166円 +46 円 (+4.1%) 本日終値
ディーエムソリューションズ<6549>が大幅高で6日続伸。16日の取引終了後、23年3月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、好材料視された。現行制度では200株以上の株主に対して、中間期末にクオカード3000円分、期末にマヌカハニー1瓶(4000~5000円相当)を贈呈していたが、新制度では保有株数「600株以上」の区分を新設し、中間期末にクオカード6000円分、期末にマヌカハニー2瓶(8000~1万円相当)をそれぞれ贈呈する。
■ビープラッツ <4381> 1,217円 +46 円 (+3.9%) 本日終値
ビープラッツ<4381>が続伸。16日の取引終了後、サブスクリプション関連技術に関する2件の特許査定を取得したと発表しており、好材料視された。同社では知的財産面での強化を通じ、主力のサブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」での活用を含め、製品の拡充と事業の成長を図るとしている。
■ジェネレーションパス <3195> 316円 +10 円 (+3.3%) 本日終値
ジェネレーションパス<3195>が続伸。16日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高が前年同月比21.6%増となり、18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。
■菊水化学工業 <7953> 386円 +12 円 (+3.2%) 一時ストップ高 本日終値
菊水化学工業<7953>が一時ストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。同社は16日取引終了後、セメント製造時の二酸化炭素(CO2)排出量低減が期待できるジオポリマーの技術を応用した塗材の開発に成功したと発表。これが材料視されたようだ。ジオポリマーの技術は、原材料製造時のCO2排出量低減が期待されており、既にコンクリート・セメントモルタルの2次製品として土木市場で活用され始めているが、建築用塗材で製品化されれば業界初。同社は今後、下地から仕上げまでの各種塗材に応用した場合の品質・性能など市販に向けた評価試験を進めるとしており、5月ごろの市販を予定している。
●ストップ高銘柄
りらいあ <4708> 1,407円 +300 円 (+27.1%) ストップ高 本日終値
セリオ <6567> 600円 +100 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
プログリット <9560> 1,100円 +150 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ELEMENTS <5246> 456円 -100 円 (-18.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース