明日の為替相場見通し=日銀決定会合が相場左右
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=127円20~129円50銭。
日銀決定会合の結果は、明日の昼前後に発表される。市場には、前回に続き金融政策が修正されるとの思惑が出ている。12月は長期金利の上限が0.25%から0.5%に引き上げられたが、更に0.75%あるいはそれ以上の水準に切り上げるとの思惑がある。更に、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を撤廃するとの見方もある。金融政策が修正されれば円高要因に働くとみられている。また、金融政策は変更されず現状維持の可能性もあるが、その場合も政策修正に向けた催促相場で、為替は荒い値動きとなることも予想される。明日の決定会合では展望レポートも発表されるが、ここで23年、24年度の物価上昇率の見通しが何%で出されるかも関心を集めている。日銀が目標とする2%に達するかが注目されている。