東京株式(前引け)=続伸、米株高に追随も買い一巡後やや伸び悩む
23日前引けの日経平均株価は前営業日比299円32銭高の2万6852円85銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億9928万株、売買代金概算は1兆2022億円。値上がり銘柄数は1532、対して値下がり銘柄数は252、変わらずは53銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の米国株市場ではハイテク株を中心に広範囲に買いが広がり、NYダウが4日ぶりに大きく切り返したほか、ナスダック総合株価指数は2.7%の上昇率でダウを大幅に上回った。これを受けてきょうの東京市場も主力銘柄をはじめ広範囲にリスクを取る動きが継続している。前引け時点で全体の8割以上の銘柄が上昇している。ただ、日経平均は朝方の取引開始直後につけた2万6885円は抜けず、2万7000円近辺の戻り売り圧力も意識される状況だ。
個別ではレーザーテック<6920>が大商いで株価を上昇させたほか、東京エレクトロン<8035>なども値を上げた。日経平均寄与度の高いファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>なども堅調な値動き。日本製鉄<5401>など鉄鋼株も物色人気となっている。テノ.ホールディングス<7037>がストップ高に買われたほか、グローバルキッズCOMPANY<6189>、SREホールディングス<2980>なども値を飛ばした。半面、エーザイ<4523>が軟調、オリンパス<7733>も冴えない。ウェルネオシュガー<2117>が大きく値を下げ、カナミックネットワーク<3939>、円谷フィールズホールディングス<2767>なども安い。