東京株式(前引け)=大幅続伸、欧米株高を受けリスクオン加速
24日前引けの日経平均株価は前営業日比433円57銭高の2万7339円61銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億4614万株、売買代金概算は1兆4242億円。値上がり銘柄数は1490、対して値下がり銘柄数は287、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は大きく買い優勢の地合いとなり、日経平均は大幅高で2万7300円台まで上昇した。前日の欧州株市場が全面高となり、米国株市場でもハイテク株などを中心に上値指向を強めたことで、東京市場も投資マインドが大きく強気に傾いた。日経平均は、日銀がイールドカーブ・コントロールの許容変動幅を拡大し、実質利上げに動く前の水準を上回ってきた。先物主導で空売り筋のショートカバーなども誘発し、寄り後も次第高の展開となっている。特に半導体セクターや機械セクターへの買いが顕著で全体相場を押し上げている。
個別ではレーザーテック<6920>が買い優勢、東京エレクトロン<8035>も大きく水準を切り上げた。アドバンテスト<6857>も商いを伴い上値を伸ばすなど半導体製造装置関連株の人気が目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、日本製鉄<5401>も物色人気。オリエンタルランド<4661>も値を上げた。テノ.ホールディングス<7037>がストップ高に買われ、ジェイテックコーポレーション<3446>も値を飛ばした。半面、エーザイ<4523>が冴えず、レノバ<9519>も売りに押された。しまむら<8227>、ベクトル<6058>などが安い。トレジャー・ファクトリー<3093>も値を下げた。