東京株式（前引け）＝小幅続伸、米ハイテク株高受け買い先行も上値重い
２日前引けの日経平均株価は前営業日比４４円９７銭高の２万７３９１円８５銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は６億２７１４万株、売買代金概算は１兆５４６７億円。値上がり銘柄数は６３６、対して値下がり銘柄数は１１０３、変わらずは９６銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は狭いレンジで方向感の乏しい展開となった。前日の米国株市場ではＦＯＭＣ通過後にハイテク株中心に買いが優勢となり、ナスダック総合株価指数が大幅高で引けた。これを受けて日経平均も朝方は高く始まったものの、その後すぐに値を消し小幅マイナス圏に沈む場面もあった。下値では押し目買いが入り再浮上、一時１００円以上高くなったが、前引けにかけて再び戻り売りに押され上げ幅を縮小している。個別では値下がり銘柄数が値上がり数を上回った。
個別ではレーザーテック<6920>が切り返したほか、東京エレクトロン<8035>も上昇、キーエンス<6861>も活況高となった。日立製作所<6501>が商いを伴い値を上げ、富士通<6702>も買い優勢。中部鋼鈑<5461>が値上がり率トップとなり、大塚商会<4768>も大幅高。半面、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、ソニーグループ<6758>も冴えない。東京電力ホールディングス<9501>も売りに押された。イー・ガーディアン<6050>が急落、インテリジェント ウェイブ<4847>、住友化学<4005>も大きく値を下げた。
