点検・知られざる最高益企業(5) 日経CNBC×株探 コラボ企画
~未来のブルーチップを探せ~
「第5回 エドテック×54キャンパスで27年ぶり1000円視界、世界へ種まきも」
本シリーズ「点検・知られざる最高益企業~未来のブルーチップを探せ~」は、株式市場での認知度が低く、今期業績が過去最高になりそうな伸び盛りの中小企業にスポットライトを当て、実力が本物かどうかを開示資料や経営者へのインタビューなどから検証する。着眼点は以下のとおり。
■ | QUICKコンセンサス数がゼロ、もしくは1社程度で投資家に広く知られていない |
■ | 本社所在地・拠点が首都圏以外 |
■ | 最高益が一過性ではなく、持続的成長が見込まれるか |
■ | たとえば半導体市況好転というような経営環境全体の追い風ではなく、独自の事業モデルで競争力を高めることで収益力を増しているか |
毎回、上記のポイントに照らして、「知られざる最高益企業」を点検する。テンバガー銘柄発掘などのヒントにしていただきたい。
久保建英、香川真司、酒井宏樹、あるいは山根視来ときけば、その共通点は――?
答え=サッカーワールドカップ日本代表か元代表の選手たち。
否、その解答では不完全だ。彼らは第一学院高等学校(旧ウィザス高等学校)の卒業生、もしくは在籍経験があることだ。この第一学院高等学校を運営するのが、今回取り上げるウィザス <9696> [東証S]。マスコミでは「学習塾」の冠で紹介されるが、実際には全国にキャンパスを持つ広域通信制高校の運営や、社会人のスキルアップなどを展開する総合教育サービス企業だ。オンラインを活用したICT(情報通信技術)型授業を早くから手掛けてきており、パンデミック後は「エドテック」の強みが成長加速につながっている。
創業50年の節目に向けて、ベトナムやインドネシア、フィリピンなど海外への市場開拓にも布石を打つ。教育という「古い」事業をどう刷新するか、次ページ以降で解説する。
text:田中彰一・日本経済新聞社コンテンツプロデューサー兼日経CNBC解説委員
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