タムラがカイ気配スタート、4~12月期営業益7倍化受け投資資金が集中
タムラ製作所<6768>がカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。同社はトランスやリアクターの大手メーカーで、次世代パワーデバイスとして注目される酸化ガリウムパワー半導体などへの取り組みでも先駆している。足もとの業績も急回復局面に入っている。前週末3日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4~12月)決算は営業利益が前年同期比7.1倍の31億4400万円と大幅な伸びを達成した。産業機械向けやエアコン向けにトランスやリアクター需要が旺盛で収益を押し上げており、これを好感する買いが集中した。なお、通期営業利益については前期比2.9倍の45億円を予想している。