富士興産が大幅続落、製品販売価格下落傾向で23年3月期業績予想を下方修正
富士興産<5009>が大幅続落している。6日の取引終了後、23年3月期連結業績予想について、売上高を730億円から700億円(前期比15.7%増)へ、営業利益を6億8000万円から3億円(同42.1%減)へ、純利益を5億3000万円から4億6000万円(同77.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
石油事業における原油価格が計画に比べて下落したことにより、製品販売価格が下落傾向にあることが要因。また、主力商品の一つである灯油が北海道では堅調な販売ができたものの、その他の地域においては例年に比べて12月中旬まで気温が高く、消費者の節約意識の高まりもあり、需要期にも関わらず需要が伸びなかったことなども影響するという。
同時に発表した第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高481億6600万円(前年同期比19.2%増)、営業利益3億5900万円(同8.9%減)、純利益2億5700万円(同5.0%減)だった。